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露米の核軍縮協議が無期限延期 ロシア外務省「米側が敵意」と不快感
露米の核軍縮協議が無期限延期 ロシア外務省「米側が敵意」と不快感
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... 2022年11月30日, Sputnik 日本
2022-11-30T05:31+0900
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ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は29日、SNS「テレグラム」の自身のページで、協議中止について「米国によってつくられた露米関係の非常に否定的な状況を考慮して政治レベルで決定された」と明らかにしたうえで、次のように綴っている。また、ザハロワ報道官は新STARTの完全な履行のため、2023年に両国の協議を再開できるよう、環境づくりに向けた米側の尽力に期待したいとしている。一方、セルゲイ・リャプコフ外務次官は協議が進展しないなかでも、条約の意義はあるとの考えを示した。新戦略兵器削減条約はロシアと米国の間で結ばれた軍縮条約。現在の条約は2011年に発効し、昨年延長された。この条約によって、両国の戦略核弾頭の配備数は1550個、その運搬手段の配備数は700基(機)に制限されている。一方、比較的低出力で射程距離が短い場合が多い戦術核については制限されていない。関連ニュース
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露米の核軍縮協議が無期限延期 ロシア外務省「米側が敵意」と不快感
露米が配備核弾頭やその運搬手段を規制する新戦略兵器削減条約(新START)に関連し、29日からエジプト・カイロで行われる予定だった双方向の査察の再開などに関する協議が前日に急遽中止になった。これについて同日、ロシア外務省は「ワシントン(米側)の敵意がみえる」と不快感を表した一方、2023年には協議を再開できるよう米国の建設的な姿勢を期待した。
ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は29日、SNS「テレグラム」の自身のページで、協議中止について「米国によってつくられた露米関係の非常に否定的な状況を考慮して政治レベルで決定された」と明らかにしたうえで、次のように綴っている。
「あらゆる方面でワシントンの最高レベルの毒性・敵意がみられる。米国の一つ一つの行動は、我々に対する全面ハイブリッド戦争の一環として、可能な限りロシアに害を与えようとする病的な欲求に支配されている」
また、ザハロワ報道官は新STARTの完全な履行のため、2023年に両国の協議を再開できるよう、環境づくりに向けた米側の尽力に期待したいとしている。
一方、セルゲイ・リャプコフ外務次官は協議が進展しないなかでも、条約の意義はあるとの考えを示した。
「条約は効果がある。なぜなら、他の全てのメカニズムは動いているからだ。そもそも査察は新型コロナウイルスの関係で双方の合意に基づいて中止されたものだ。(中略)協議については、条約に交渉延期の合意についても定められている」
新戦略兵器削減条約はロシアと米国の間で結ばれた軍縮条約。現在の条約は2011年に発効し、昨年延長された。この条約によって、両国の戦略核弾頭の配備数は1550個、その運搬手段の配備数は700基(機)に制限されている。一方、比較的低出力で射程距離が短い場合が多い戦術核については制限されていない。