携帯電話ショップで強盗未遂  慈悲深い店主が見逃す 英

© 写真 : Screenshot: YouTube / Inside Edition / Cell Phone Store Owner Lets Would-Be Robber Go Free携帯電話ショップで強盗未遂  慈悲深い店主が見逃す 英
携帯電話ショップで強盗未遂  慈悲深い店主が見逃す 英 - Sputnik 日本, 1920, 10.12.2022
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英イングランドのウェスト・ヨークシャーにある携帯ショップでこのほど、強盗未遂が発生した。しかし店主はこれを警察に通報することはなく、あろうことか犯人に慈悲をかけ見逃すことに。その一部始終を、防犯カメラが捉えていた。米国のニュース番組「Inside edition」が報じている。
ウェスト・ヨークシャーにある小さな携帯ショップ「The Phone Market」へある日、フードを深くかぶった1人の男が入店してきた。
男はカウンターで2台のスマートフォンを手に取り、購入するそぶりを見せながら吟味。しかし次の瞬間、スマートフォンを持ったままドアへダッシュ。強盗の瞬間である。
しかし、ドアには内側からロックがかかっており、男は逃走に失敗。観念した男は「外にいる仲間に無理やりやらされた」と苦し紛れに言い訳するのだった。
この時、男の接客を担当していた店主のアフザル・アダムさんは冷静だった。その場で警察に通報しようとするもせず、男をお咎めなしで見逃す決断を下した。
店主のアフザル・アダムさんは防犯カメラが録画していたこの映像をツイッターに投稿。しかし添えられたメッセージは犯人を糾弾するものではなく、困っているなら助けを求めに来るよう呼びかけるものだった。

「今は多くの人々にとって厳しい時代です。食べる物に苦労しているなら、ぜひ一度、店に足を運んでみてください。何か手助けができるかもしれません」

「Inside edition」の報道によると、アダムさんはイスラム教を信仰するムスリム。慈悲深く、寛容であれという教えを守っているという。
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