「米国の対テロ戦争は、実際は民間人相手に行われた」=アフガニスタン元大統領

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アフガニスタンのハミド・カルザイ元大統領 - Sputnik 日本, 1920, 28.12.2022
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アフガニスタンのハミド・カルザイ元大統領が過去にアフガニスタンで行ったいわゆる「対テロ戦争」について、実際は民間人相手に行われたものだったとの認識を示した。米紙「ワシントン・ポスト」のインタビューのなかで語った。
カルザイ元大統領は2004~2014年までアフガニスタンの大統領を務めた。後任のアシュラフ・ガニ政権が2021年にタリバンによって崩壊させられたあとも首都・カブールに残っている。
インタビューのなかでカルザイ大統領は、「アフガニスタン戦争は我々の戦争ではなかった」としたうえで、次のように述べている。

「私はアフガニスタンの村や家々に対して行われた戦争において米国のパートナーではなかった。テロリズムへの勝利の旗のもとに行われている戦争が、実際はアフガニスタンの人民に対して行われていることを悟った瞬間から、私は変わった」

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カルザイ元大統領は、こうした理由からタリバンを「兄弟」と呼んでいる。一方でタリバン側は、一貫してカルザイ元大統領を敵とみなしてきたという。
また、カルザイ元大統領は、2021年にガニ元大統領が国外逃亡しなければ、アフガニスタンが崩壊することはなかったとも指摘した。
2021年8月、タリバンはアフガニスタン政府に対する攻勢を強め、カブールを掌握。ガニ元大統領は出国した。同月末には駐留米軍が完全撤退し、タリバンによる暫定政権が誕生した。タリバンは国際テロ組織として国連の制裁下にある。
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