日本の防衛省 鹿児島県馬毛島で自衛隊基地着工 環境影響評価書を公告 抗議活動も

CC BY 2.5 / 663highland / Mage Island鹿児島県馬毛島
鹿児島県馬毛島 - Sputnik 日本, 1920, 12.01.2023
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日本の防衛省は12日、在日米軍の訓練などで使用する自衛隊基地を鹿児島県馬毛島に建設する計画について、環境影響評価の評価書を公告し、工事に着手した。
馬毛島は、鹿児島県種子島の西約12キロ先に浮かぶ無人島。在日米軍は現在、硫黄島(東京都)で空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)を行っているが、米軍岩国基地(山口県)から硫黄島までの距離は1400キロメートルと遠く、安全性が問題となっている。一方で、岩国基地から馬毛島までは400キロメートル。防衛省のサイトでは、「米空母がアジア太平洋地域で恒常的に活動するためには、FCLP施設が我が国に必要です(中略)馬毛島に自衛隊基地ができれば、我が国の平和と安全に非常に大きな意義があります」と述べられている。
同省の計画によると、現地では滑走路や格納庫、庁舎が建設され、工期は4年を予定している。滑走路は他の施設より先行して建設され、約2年で完成する見込み。
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松野官房長官は12日の記者会見で、「戦後最も厳しく複雑な安全保障環境を踏まえ、施設を早期に整備し、運用開始することしている」と述べた上で、基地建設について地元住民への説明に努めていきたいとの考えを示した。
南日本新聞社によると、11日、馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画に反対する市民団体「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」が鹿児島県庁を訪問し、計画容認の撤回を求める塩田康一知事宛ての申し入れ書を提出した。
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