米USAID 2022年ウクライナへの拠出額は? 汚職に手を貸すスキームは?

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USAID(米国国際開発庁)が昨2022年、ウクライナに拠出した資金援助額は230億ドル以上(3兆円弱)に及び、そのうち130億ドル(1兆6900億円超)はウクライナ政府に直接支払われた。
USAIDの年次報告書によると、2022年にウクライナ政府が受領した130億ドルは、いくつかの支払い項目に分かれている。10億ドル(1300億円)はウクライナ経済支援に、13億ドル(1692億円)はウクライナ政府の「行政能力の維持」ため、残りの107億ドル(1兆3930億円)は日付を変え、数回のトランシェに分けてウクライナ政府の「個々人に」送られた。報告書では、こうした拠出は特別な目的を持たないことが指摘されている。
他の100億ドル(1兆3000億円)の援助の用途は、ウクライナにおいて米国の機関が行う「様々なプロジェクト」とされている。

露骨な賄賂?

シャトロフ氏は、戦闘が終わっても露米関係が正常化することはなく、米国務長官自身もそれを公然と書いていると指摘する。
「事態は公然たる対決の段階に達した。だからこそ、金は『民主的プログラム』という名目で目隠しされることなく、すでに露骨に配分され、必要な場所で米国の国益を獲得するためにウクライナ政府に拠出されているのだ」シャトロフ氏はこう指摘している。
シャトロフ氏はこれは明らかに賄賂だと断言している。
「この金は、ゼレンスキーと彼の会社の懐に直接入る。USAIDはいくつかの集団を支配下に置き、それぞれの集団の利権に応じてこれを組み合わせ、利用している」

民主主義の導入という道具

2022年にUSAIDがウクライナに拠出した230億ドルのうち、2番目の部分である100億ドルは様々な目的別プログラムに充当されている。
USAIDが公式サイトに出した年次報告書では、これらのプログラムには人道支援、社会(公共)支援、経済支援、そして「ヨーロッパの価値観を基に団結し、独立したウクライナを創設」するための「支援」プログラムなどが含まれている。
シャトロフ氏はUSAIDは道具だと指摘する。USAIDは助成金を与え、NGOを設立し、外国人記者と密接な連携を通じるなかで、ウクライナの国民の目的を変更させ、彼らに国益を放棄させるための道具として使われている。「こういった作業を米国は 民主主義の拡大におけるイノベーションの導入と呼んでいる」とシャトロフ氏は説明している。
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