西側諸国がウクライナへ供与した兵器の数を専門家が推計
2023年1月22日, 16:45 (更新: 2023年1月22日, 18:56)
© AP Photo / Evgeniy Maloletkaウクライナ軍人
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西側諸国はウクライナにすでに4000以上の兵器を供与した。ブルームバーグが報じた。ここには装甲車両、砲、軍用機がなどが含まれている。
ブルームバーグによると、西側諸国がウクライナに供与した兵器には以下のようなものが含まれている:
旧ソ連製戦車410両(ポーランド、チェコ、スロベニアが供与)。
歩兵戦闘車(IFV)300台。旧ソ連製のIFV250台を含む。
装甲兵員輸送車1100台と、装甲治療センターを含むその他の輸送手段数百台。
耐地雷伏撃防護車両925台。米国製M1224「マックスプロ」440台、オーストラア製「ブッシュマスター」90台、英国製「ウルフハウンド」及び「マスティフ」複数台を含む。
歩兵を輸送する機動力を持つ車両1540両。米国製の高機動多用途装輪車両「ハンヴィー」1250両を含む。
牽引式榴弾砲300門。このうち210門超は米国製「M777」155mm、72門は105mm榴弾砲。
自走砲400両。そのうち20両超は英国が供与した155mm榴弾砲。その他にポーランド、ドイツ、米国もそれぞ18両ずつ供与している。
ミサイル発射装置95基。そのうち38基は米国製のロケット砲システム「ハイマース」と、40基以上の多連装ロケット砲(ポーランドとチェコが供与)。
ブルームバーグは、キエフ政権に対する西側の軍事支援はさらに増加していると指摘している。英国政府はウクライナに英国製戦車「チャレンジャー2」14両を供与し、その使い方を指導するために英国国内でウクライナ軍兵士の訓練を行うとすでに発表した。ブルームバーグによると、英国は過去6カ月間に数千人のウクライナ軍兵士を訓練している。
なおブルームバーグは、上記の数値について、目的地に到着していないものや、その反対に目的地に届いているのに含まれていないものもある可能性があるため、推定値だと指摘している。
スプートニク通信は先に、英国製戦車「チャレンジャー2」など西側の主力戦車がド ンバスの戦場で実際にウクライナ軍の役に立つ可能性は低いとされる理由について報じた。
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