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「ありがとう」が健康増進、ストレス減につながる=研究結果

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ありがとう - Sputnik 日本, 1920, 02.02.2023
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アイルランド人研究者チームの実験で、ストレスが人間の心理および循環器系に及ぼす影響を緩和する上で感謝の気持ちと感情のバランスが重要な役割を果たしていることが証明された。チームの研究論文は国際心理生理学ジャーナルに掲載された。
チームは18歳から57歳までの男性24人、女性44人の合計68人の被験者を集め、数学の、高学歴の大人でも回答しにくい難問を解かせた。
被験者にはまず20分実験の条件に適応するための時間が与えられ、その後、10分間、ストレスの基礎レベルが計測された後、6分間、数学の難問に取り組んでもらった。さらに8分間の休憩をはさんで同じスキームが数回繰り返され、その間終始、血圧が計測された。
実験結果から「感謝」の状態と呼ばれる、感情の安定した状態で実験にのぞんだ人は、最初からドキドキして精神的に不安定だった人に比べて、難問を解く際にそんなに不安を感じていないことが分かった。「感謝」の状態にある人の血圧は実験中、変わらず正常値を保っていた一方で、感情の起伏があった人の血圧には上下があった。このことから研究者らは感謝の気持ちを持つことで心臓循環器の健康は改善されると結論づけた。心臓発作や脳卒中は世界的に死因の最大原因であることからみるとこの結論は決して看過できることではない。
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SNSに毎日写真を投稿する行為がうつ病発症リスクを2倍に 研究で明らかに
研究者らは心の安定をはかる一番簡単な方法は感謝だと提案している。あまり心配せず、好奇心を持って生きるために人間に必要なことは家庭、職場で自分が貢献したことが認められることだ。それはプレゼントや賞与の形に限らない。研究者らは、普通の付き合いの中においても、相手をハグしたり、夕食をつくってくれたこと、お皿を洗ってくれたことに「ありがとう」の言葉を伝える行為に心配や憂鬱をふりはらう効果があることが、この実験で証明されたと断言している。
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