「おもちゃじゃない」=独外相、ウクライナへの戦闘機供与に慎重姿勢

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ベアボック独外相 - Sputnik 日本, 1920, 11.02.2023
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ドイツのアンナレーナ・ベアボック外相はウクライナへの攻撃兵器供与について「困難な決断で、おもちゃとは違う」と述べ、ウクライナが求めている戦闘機の供与についても慎重な姿勢を示した。11日、独紙「Tagesspiegel」がベアボック外相の言葉を伝えている。
「Tagesspiegel」によると、ベアボック外相は戦車「レオパルト2」などの提供だけでもドイツ政府にとっては非常に困難だったと指摘し、次のように述べている。

「困難な決断だった。おもちゃではなく、重戦闘兵器なのだ。どうすれば自分自身を守ることができるかを常に慎重に検討することが重要なのだ」

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ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が戦闘機を供与するように求めていることに対しては、英国のイニシアチブはあるものの、ドイツではまだ議論されていないと答えた。

「我々はそれについて議論していない。大事なのは今決まっていることを早く実行することだ。(中略)今は重戦車や歩兵戦闘車、弾薬、砲弾、防空システムを供与することが先決だ」

ゼレンスキー宇大統領は2月9日、英国議会で演説を行い、英国へのウクライナ人パイロットからの贈り物として航空ヘルメットを手渡し、その代わりに英国からは戦闘機を譲ってくれるよう頼んだ。
一方でベアボック外相は、以前波紋を呼んだ「(欧州が)ロシアと戦争している」という発言については「間違いを犯さないのは死人だけという諺がある」と述べ、不適切だったと認めた。
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