大陸間弾道ミサイル発射台数 中国が米国を上回る
2023年2月12日, 16:39 (更新: 2023年2月13日, 22:14)
© 写真 : Ministry of Defence of the Russian Federation大陸間弾道ミサイル発射台
サイン
米国防総省が米国議会に提出した報告書によると、米国はミサイル数とその搭載核弾頭数で中国を上回るものの、大陸間弾道ミサイル地上発射台数は現在、中国が上を行くことがわかった。ただしその一部はまだ空台のままであるという。
米国防総省の軍事専門家は2022年中国軍事力報告書の中で、中国には現在、約300の大陸間弾道ミサイルがあり、核弾頭備蓄は400を上回ると指摘。同時に、中国は発射台数を倍増し、核弾頭数を2035年までに1500まで増やす意向であると専門家は強調している。
現在、米国の大陸間弾道ミサイルと核弾頭数の保有数は中国を上回っている。さらに、地上発射台に加え、米国防総省は潜水艦と重爆撃機に発射装置を備えている。それでも、ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国が大陸間弾道ミサイル数で急速に米国に近づいてきている事実について、米上院議員が抱く懸念を伝えている。同紙はまた、米国はロシアと締結した戦略兵器削減条約により、核能力を増強できないと強調する。一方の中国には同条約の当事国ではないため、この点に関する制限は存在しない。
スプートニク通信はこれより前、中国軍事抑制に関する米国の計画を北朝鮮が台無しにする可能性があることを伝えた。
関連ニュース