地下鉄サリン事件から28年 東京・霞ケ関駅で犠牲者を黙祷

© 写真 : OPCW地下鉄サリン事件(1995年3月20日)
地下鉄サリン事件(1995年3月20日) - Sputnik 日本, 1920, 20.03.2023
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14人が死亡し、6000人以上が重軽症を負ったオウム真理教による「地下鉄サリン事件」から20日で28年を迎えた。多くの被害者が出た東京・霞ケ関駅では遺族などが犠牲者を追悼した。NHKなど日本の各メディアが報じた。
東京・千代田区の霞ケ関駅では、事件発生時刻とほぼ同時刻の午前8時に駅員らが「事件を風化させない」と述べ、黙祷を捧げた。駅の構内に設けられた献花台には遺族や利用客などが訪れ、花を供えて犠牲者を偲んだ。
霞ケ関駅の助役だった夫を亡くした高橋シズヱさんも献花に訪れた。NHKによると、高橋さんは、旧統一教会などの信者を親に持つ2世の問題について触れ「オウム真理教の後継団体でも子どもにも被害が及んでおり、人権問題として扱うべきだ。オウム真理教の起こした事件が忘れられないように伝えていきたい」と話したという。
地下鉄サリン事件は1995年3月20日、松本智津夫元死刑囚(教祖名:麻原彰晃)の指示を受けた教団幹部らが、都心を走る地下鉄5車両に猛毒のサリンを散布した。オウム真理教による一連の事件では、2018年に元代表の松本元死刑囚ら13人に死刑が執行された。
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