ザポロジエ原発 - Sputnik 日本, 1920, 30.08.2022
ザポロジエ原発の安全性を巡る状況
ザポロジエ(ザポリージャ)原子力発電所は、欧州最大の原子炉数と出力を誇る原発で、2022年3月からロシア軍の保護下に入っている。度重なるウクライナ軍による攻撃で原発の安全性に問題が生じたため、9月初旬、IAEA(国際原子力機関)のグロッシ事務局長率いる調査団が査察。調査報告書では、原発の周辺を「安全ゾーン」とする必要性が訴えられているが、その後もウクライナ軍は原発敷地や周辺の町への散発的な攻撃を続けている。10月のザポロジエ州のウクライナからの離脱・ロシア編入に伴い、新運営会社のもとロシア国内の基準に即した運転に移行している。

ウクライナ軍 昨秋、ザポロジエ原発の奪還を試みていたことが判明

© Sputnik / RIA NOVOSTI / メディアバンクへ移行ザポロジエ原発
ザポロジエ原発 - Sputnik 日本, 1920, 08.04.2023
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ウクライナ軍は2022年10月、ロシア支配下にあるザポロジエ(ザポリージャ)原子力発電所の奪還を試みたが、失敗していたという。英紙タイムズが報じた。
同紙によると、作戦に参加したのは精鋭部隊の軍人約600人。彼らは重機関銃やMk19自動擲弾銃などで武装していた。彼らの任務は「ザポロジエ原発奪還に向けた攻撃を開始する」ことだった。
同紙が指摘するように、ウクライナはこれまでザポロジエ原発への攻撃を「認めていなかった」が、軍事諜報機関や海軍からの作戦参加者がこの原発奪還の試みについて同紙に語った。ウクライナの将校の一人は、ザポロジエ原発では「非常に厳しい防衛」が行われていたと認めている。
ザポロジエ原発に到着した国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長(左から2番目)とロスエネルゴアトムのレナト・カルチャー社長顧問(右)(29日) - Sputnik 日本, 1920, 29.03.2023
ザポロジエ原発の安全性を巡る状況
IAEA事務局長、ザポロジエ原発を訪問
10月19日、ロシア国防省は、ロシア軍が同日未明、ザポロジエ原発の奪還を試みたボート37隻からなるウクライナ軍の上陸部隊を殲滅し、敵の損失については90人とボート14隻に上ったと報告した。残りの上陸部隊は、カホフカ貯水池の水域で砲撃され、四散した。
ウクライナ軍は、エネルホダル市およびザポロジエ原発周辺地域への砲撃を続けている。ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は、ウクライナ政権はザポロジエ原発の砲撃を意図的に続けることで、核災害の脅威があるかのように見せかけようとしていると述べた。
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