https://sputniknews.jp/20230411/15629208.html

日本海で流出した石油を食べる微生物が見つかる

日本海で流出した石油を食べる微生物が見つかる

Sputnik 日本

ロシアの極東連邦大学は、同大学の研究チームが低温条件下で海水から石油を吸収できる微生物を日本海で発見したと発表した。 2023年4月11日, Sputnik 日本

2023-04-11T06:21+0900

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研究チームは大規模な調査を実施し、海に流出した石油を浄化することができる海水中の微生物を初めて発見した。科学者たちは、低温条件下で石油のさまざまな化合物を効果的に分解し、文字通りそれらを食べる12種類の微生物を見つけ出した。研究チームは現在、これらの微生物のゲノム解析を行っている。ゲノム解析によって極東地域の海で石油分解に関与する遺伝子と酵素が働くメカニズムをより正確に理解することができるという。これは石油による海洋汚染を監視し、さまざまな石油製品を食べる微生物を使って海を浄化するための効果的な技術を生み出すのに役立つ。海洋における油流出が環境に被害を与えずにすむことはない。スプートニク通信は先に、ペルーの首都リマ近郊の製油所で原油が流出し、海洋汚染の範囲は約110万平方メートルにのぼり、絶滅危惧種を含む約900の生物が死亡したと報じた。関連ニュース

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