EU 対露制裁の限界を認める 「我々にとってもう十分だ」=メディア

© Sputnik / Vladimir Sergeevロシアと欧州の旗(アーカイブ写真)
ロシアと欧州の旗(アーカイブ写真) - Sputnik 日本, 1920, 20.04.2023
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欧州連合(EU)は、対露制裁が自らの限界に達したとみている。これ以上の制裁を行うと、措置というより例外という扱いになるためだ。英紙「フィナンシャル・タイムズ」が、匿名の欧州当局者の話を引用して報じている。
その当局者は、「我々(EU)にとってもう十分だ」と語っている。同紙によると、EUの多くが、ロシア経済で唯一制裁の影響を受けていない分野は、多くのEU加盟国にとって不可欠なものであり、これらの分野での制限的措置を導入すると拒否権を行使されることになると認識し始めている。専門家らによると、「数十にのぼる制裁パッケージ」が実施されているにもかかわらず、2023年はロシア経済の成長が予測されている。
ルーブル - Sputnik 日本, 1920, 06.04.2023
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次なる制裁パッケージに取り組んでいるという欧州当局者の話によると、新たな制限措置は個人向けの制裁リストを拡大することに限定されるという。個人向けの制裁措置の内容は、資産凍結に渡航禁止、抜け穴がある状況を塞ぐような措置などが含まれる。
これよりも前、米誌「アメリカン・シンカー」は、ウクライナ紛争をめぐる対露制裁は「西側諸国における大誤算」だと指摘した。
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