展示室の中央には、1978年製造の日産の高級車「プレジデント」が展示されている。博物館の説明によると、この車はガレージの解体作業中に発見された。所有者や関係書類を調べたところ、車は1986年まで在ソ連日本大使館に所属しており、その後、個人が購入したことが判明したという。1990年代に故障してガレージに放置され、その後…なんと2022年まで放置されていた。
1990年製のマツダMX-5(ロードスター)は、そのスポーティな外観と「かわいい顔」で、博物館で最も人気のある車のひとつ。
1981年製のダイハツ・クオーレは軽自動車に分類される。つまり日本の狭い道や空間にふさわしい小型車ではあるが、ロシアでは「シックを体現」していないと見なされるため「不人気」だ。車内のフロントにはミニカーがあり、トランクには刀が収められている。
タケオカのミニカー。
1978年製のダットサン330。この車は未使用のもので情報すらなく、日本国内でも希少な存在だという。そのため、マンガ風の見た目となった車は白黒写真エリアの一部となったが、博物館はこの車に第二の「車生」を与えたいという。
ナイトミュージアム「日本の夜」。
「車だけじゃないんです。日本の文化全般についてや、興味深いことについても伝えています。他の人々が話したことをすべて吸収して、共有するようにしています。また、日本からさまざまな古い機械や物を集めています。露日戦争の頃の酒瓶を手に入れたこともあります。これらは、私たちの博物館を補完するものであり、来場客が日本についてより広く知っていただくためのものなのです」