露領に対する宇工作部隊の攻撃について米国務省がコメント、「戦争の進め方はウクライナが決める」
2023年5月24日, 07:44 (更新: 2023年5月24日, 11:48)
© AP Photo / J. Scott Applewhite, File
サイン
ウクライナ軍に所属するとみられる反ロシアの工作部隊が露ベルゴロド州に侵入して作戦を展開したことについて、米国務省のマシュー・ミラー報道官はロシア領を攻撃することを歓迎しないものの、作戦の決定権はウクライナ側にあると指摘した。
報道官はブリーフィングの中で、ロシア内への攻撃を歓迎せず、その可能性を提供もしないとした上で、「この戦争をいかに進めるかはウクライナ次第」と指摘した。
Matthew Miller,US State Department on the situation in the Belgorod region, Russia:
— Richard (@ricwe123) May 22, 2023
"Washington has made it very clear to Kyiv that they do not encourage attacks outside of Ukrainian borders"
Hmm, what will Kyiv do if they have F16 fighter jets?
🤔 pic.twitter.com/1d7gS4fEV8
また、米軍の兵器が使用されたという報道は把握しているとした上で、情報の信憑性については疑問視した。なお、具体的にこの攻撃を行った組織の実態については把握していないと回答した。
The United States of America did not give permission to the Armed Forces of Ukraine to hand over the delivered equipment to third parties , Pentagon spokesman Patrick Ryder answered the question about the possible use of American weapons in the attack in the Belgorod region.
— Spriter (@Spriter99880) May 23, 2023
We… pic.twitter.com/4Ogaws9Adr
国防総省のパトリック・ライダー報道官もこのテロ事件についてコメントし、兵器供与は承認していないと指摘した。
米軍の装甲車がこのテロで使用されたことを示す写真については「結論を下す前にファクトを見る必要がある」と回答した。
Ukrainian saboteurs invaded Belgorod, Russia in US supplied armored vehicles. 39 Ukrainians are now liquidated. pic.twitter.com/d80QfcsmwY
— Jackson Hinkle 🇺🇸 (@jacksonhinklle) May 22, 2023
なお、ウクライナにF16戦闘機を供与する計画についてコメントした中では、パイロットの訓練は数週間から数ヶ月以内に始まるとの見通しを示し、間もなく始まるとされる反転攻勢用の支援ではないと指摘した。
先にベルゴロド州ではウクライナ支持の工作部隊が国境を越えて侵入し、作戦を展開した。これにより民間人1人が死亡したほか、数名が負傷した。ロシア国防省は対テロ作戦を実施し、70人以上のテロリストを殲滅したと発表した。
