ウクライナ抜きのEUとNATOは不完全＝宇最高議会議長
2023年5月26日, 08:34 (更新: 2023年5月26日, 15:04)
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ウクライナ抜きの欧州連合（EU）と北大西洋条約機構（NATO）は不完全である。ウクライナ最高議会のルスラン・ステファンチュク議長がポーランド議会で演説した中で表明した。
ステファンチュク議長は演説の中で次のように表明した。
「自由な世界は知るがよい。ウクライナ抜きに欧州連合と北大西洋条約機構が完全となることはない」
ステファンチュク議長はポーランド側に対し、ウクライナの速やかなNATO加盟に向けた支援に加え、NATOに加盟するまでの安全保障を提供するとしたことに感謝を表明した。
With @MorawieckiM, discussed accelerating defence support for🇺🇦,assistance in reconstruction,🇺🇦's path to🇪🇺, the Euro-Atlantic future of🇺🇦, sanctions pressure against ru, @ZelenskyyUa #PeaceFormula
— Ruslan Stefanchuk (@r_stefanchuk) May 24, 2023
Thank the Government of🇵🇱 for all-round support of 🇺🇦. pic.twitter.com/G1XPBap5gQ
先にショルツ首相はドイツ自由民主党の党員に対し、EU加盟を巡る問題においてはウクライナへの支援を無条件で提供すべきだと指摘した。ただし、近い将来にウクライナが北大西洋条約機構（NATO）に加盟することはありえないとの見通しを示した。ショルツ首相によると、NATO加盟には現在のウクライナが遂行できないような条件が多数含まれているとのこと。
一方、先にEU首脳陣はウクライナとモルドバに加盟候補国の地位付与を承認していた。欧州理事会は欧州委員会の設定する条件を欧州加盟候補国が実現した後に、さらなる手続きを進める。
EU加盟候補国のステータスはEUの正式加盟に向けた長い道のりの始まりとされている。トルコは1999年に加盟候補国となったものの、加盟は以前として実現していない。そのほか、北マケドニアは2005年、モンテネグロは2010年、セルビアは2012年に加盟候補国となっている。最後に加盟が実現したのはクロアチアだが、同国は2013年から10年にわたって交渉を続けていた。
