https://sputniknews.jp/20230527/10-16099064.html
ノルウェーの研究チーム、10年以内に子宮頸がんに打ち勝つと約束
ノルウェーの研究チーム、10年以内に子宮頸がんに打ち勝つと約束
Sputnik 日本
ノルウェーの腫瘍研究チームが、子宮頸がんの主な原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)のまん延を防ぐための効果的が高い包括的な措置を提案した。研究チームは、自分たちが開発した予防措置によって、10年後の2033年までに子宮頸がんを撲滅できると考えている。ノルウェー放送協会(NRK)が報じた。 2023年5月27日, Sputnik 日本
2023-05-27T06:21+0900
2023-05-27T06:21+0900
2023-05-27T06:21+0900
it・科学
科学研究
医療
医学
ノルウェー
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/07e4/0b/12/7946002_0:0:3640:2048_1920x0_80_0_0_4d2bde494ec617209d027c2fbf6cc7d7.jpg
ノルウェーでは毎年およそ300人の女性が子宮頸がんにかかっており、その多くが30代から40代。他のスカンジナビア諸国では、子宮頸がんの発症数がはるかに低い。ノルウェーの研究チームによると、近隣諸国で子宮頸がんになる人が少ないのは、これらの国が一定の期間にわたって住民にHPVワクチン接種を提供してきたからだとの見方を示している。NRKが報じた。現在、子宮頸がんの原因の70%を占める2タイプのウイルス感染を防ぐワクチン「サーバリックス(Cervarix)」の接種が12歳以上の男女に奨励されている。またサーバリックスは、さらに3タイプのウイルスに対しても交差予防効果があるという。一方、ノルウェーの腫瘍研究チームは、HPVの感染を予防するのためのワクチン製造分野で研究を行い、同僚の試作を改善し、より効果的な広域スペクトルワクチン「ガーダシル9(Gardasil9)」をつくった。このワクチンは、子宮頸がんの原因の90%を占める9タイプのウイルスの感染を予防するという。また研究チームは、ガーダシル9の量産化が、子宮頸がんの包括的な予防の第一歩になると考えている。そして、2つ目の ステップは住民への大規模摂取、3つ目のステップは、自宅検査へのフリーアクセスを含む、市民がしかるべき検査を受けられる可能性の拡大だという。スプートニク通信は先に、オーストラリアの医学チームが肺ガン治療のための新たなタンパク質を発見したと報じた。関連ニュース
https://sputniknews.jp/20221224/14374594.html
ノルウェー
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
2023
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
ニュース
jp_JP
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/07e4/0b/12/7946002_434:0:3165:2048_1920x0_80_0_0_900a55a7eacc4379f3ae690bb23f718f.jpgSputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
科学研究, 医療, 医学, ノルウェー
ノルウェーの研究チーム、10年以内に子宮頸がんに打ち勝つと約束
ノルウェーの腫瘍研究チームが、子宮頸がんの主な原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)のまん延を防ぐための効果的が高い包括的な措置を提案した。研究チームは、自分たちが開発した予防措置によって、10年後の2033年までに子宮頸がんを撲滅できると考えている。ノルウェー放送協会(NRK)が報じた。
ノルウェーでは毎年およそ300人の女性が
子宮頸がんにかかっており、その多くが30代から40代。他のスカンジナビア諸国では、子宮頸がんの発症数がはるかに低い。ノルウェーの研究チームによると、近隣諸国で子宮頸がんになる人が少ないのは、これらの国が一定の期間にわたって住民にHPVワクチン接種を提供してきたからだとの見方を示している。NRKが報じた。現在、子宮頸がんの原因の70%を占める2タイプのウイルス感染を防ぐワクチン「サーバリックス(Cervarix)」の接種が12歳以上の男女に奨励されている。またサーバリックスは、さらに3タイプのウイルスに対しても交差予防効果があるという。
一方、ノルウェーの腫瘍研究チームは、HPVの感染を予防するのためのワクチン製造分野で研究を行い、同僚の試作を改善し、より効果的な広域スペクトルワクチン「ガーダシル9(Gardasil9)」をつくった。このワクチンは、子宮頸がんの原因の90%を占める9タイプのウイルスの感染を予防するという。また研究チームは、ガーダシル9の量産化が、子宮頸がんの包括的な予防の第一歩になると考えている。そして、2つ目の ステップは住民への大規模摂取、3つ目のステップは、自宅検査へのフリーアクセスを含む、市民がしかるべき検査を受けられる可能性の拡大だという。
スプートニク通信は先に、オーストラリアの医学チームが
肺ガン治療のための新たなタンパク質を発見したと報じた。