https://sputniknews.jp/20230610/2100-16241884.html

パリ協定の2100年までの目標に疑問が投げかけられる

パリ協定の2100年までの目標に疑問が投げかけられる

Sputnik 日本

50人からなる国際共同研究グループが実施した調査では、2013年から2022年にかけて気温が0.2度以上上昇し、温暖化のスピードが記録的に速まっていることが観測された。研究結果がEarth System Science Data誌に掲載された。 2023年6月10日, Sputnik 日本

2023-06-10T08:30+0900

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研究グループは調査データに基づき、これまでに行われた取り組みの規模やペースは地球温暖化に関連するリスクを軽減するには不十分であることがわかったと発表した。過去10年間の二酸化炭素（CO2）の年平均排出量は減っていないどころか、540億トンという前例のない高水準に達した。さらに2000年以降、陸上の気温は急激に上昇しており、過去10年間で1.72度した。研究グループは、今回の調査結果は2100年までの気温上昇を1.5度に抑えるという2015年のパリ協定の目標に疑問を投げかけると考えている。新しい調査データによると、わずか数年後には1.5度を超えてしまうという。研究グループは、今後数十年間に最も長期的で強烈な熱波は南アジアや東南アジアの領域、また赤道沿いに位置するアフリカやラテンアメリカの地域の生命に脅威をもたらすとの見方を示している。スプートニク通信は先に、気候変動により北極圏の氷が10年後にも消滅するおそれがあるとする学者たちの予測について報じた。関連ニュース

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