Танк немецкого производства Леопард-2 - Sputnik 日本, 1920
西側諸国によるウクライナへの兵器供与
2022年2月にロシアが特別軍事作戦を開始して以来、 米国などの西側諸国はウクライナへ重装備の供与をはじめ、積極的な軍事支援を行っている。特に、ウクライナはすでに対戦車ミサイル「ジャベリン」、携帯式防空ミサイルシステム「スティンガー」、戦車「レオパルト」、「M1エイブラムス」、「チャレンジャー」、防空システム「パトリオット」、多連装ロケット砲「ハイマース」、巡航ミサイル「ストームシャドウ」などの兵器を受領している。スプートニクはウクライナへの兵器供与を注視し、その特徴や戦場での能力をまとめた。

レオパルト、Mig29、ストームシャドウ ウクライナが反転攻勢で使用を目論むのはどの武器?

© AP Photo / Kirsty Wigglesworthウクライナ軍人
ウクライナ軍人 - Sputnik 日本, 1920, 17.06.2023
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ウクライナ軍は夏季の反転攻勢を開始。反転攻勢が行われることについては過去数か月の間に、ロシアもウクライナも明言してきた。ロシアのマスコミはウクライナが攻勢でどんな武器を用いうるかについて報じている。

戦車と歩兵戦闘車

反転攻勢の開始までの半年間、欧米諸国はウクライナへ戦車200両以上、米製のM2ブラッドレーなどの歩兵戦闘車300両以上の移送を完了させていた。この歩兵戦闘車は1981年に米陸軍に就役し、イラク軍に対する「砂漠の嵐作戦」で広く使用されている。
ウクライナ軍は5月初旬までに1960年代後半に開発の独マルダー歩兵戦闘車を40機受領。マルダーは、最大45ミリの厚さの装甲ボディに砲塔が溶接されている。10人の乗組員は最長24時間、車両内にとどまることができる。装備はラインメタルMK20ミリRH202自動砲と7.62ミリ機関銃。また、兵員室の屋根には2丁目の機関銃が搭載されている。
NATO諸国は2023年春までに戦車レオパルト1約60両を引き渡しを完了。さらに夏にはデンマークとドイツが、2005年にデンマーク軍で退役した80両の提供を約束している。レオパルト1の製造は1980年代に終了。レオパルト1の正面装甲は均質で、次世代戦車のレオパルト2の複合装甲には劣る。

戦闘機

5月、ウクライナはNATO加盟国からMiG-29戦闘機を28機受領。その半数はポーランドから供給された。一部は交換部品の供給源として解体され、他はミサイル兵器の使用用に改造された。
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ミサイル、爆弾

英国はウクライナに250万ユーロ(約3769億円)のストームシャドウミサイルを譲渡。ストームシャドウはそれぞれが射程距離200キロの450キログラムの弾頭を搭載。これはウクライナ軍がロシア軍支配地域にある民間標的への攻撃に主に使用されている。ストームシャドウはウクライナ軍保有のSu-24M爆撃機に搭載されている。
米国は衛星ナビおよび慣性航法を搭載した統合直接攻撃弾JDAM-ERを供給。これは、MiG-29およびSu-27戦闘機から投下され、最長70キロの射程距離を持つ。また、対レーダーミサイルのHARMは最大射程距離150キロで、ロシアの対砲兵レーダー撃破用。
ロシアの防空システムの抑制のためにウクライナはスウェーデンと米国の共同開発のGLSDB投射砲(ハイマースと誘導爆弾ユニット39のハイブリッド型誘導ロケット推進爆弾)を使用。操作可能な130キログラムの発射体の射程距離は最長150キロ、弾頭重量は90キログラム。
この他にもウクライナは最大射程220キロメートルの対艦ミサイルハープーン(AGM-84)を受領。ハープーンには、225キログラムの高火力焼夷弾が搭載されている。
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対空防衛システム

米国はウクライナ向けの地対空ミサイルシステム「パトリオットミサイル(MIM-104パトリオット)」の供給を開始。ウクライナの要求する台数は50基だが、現時点で受け取ったのはわずか2基。ウクライナ軍はパトリオットであれば、3〜80キロ先のロシア軍機を撃墜できると期待しているが、パトリオットはロシアの極超音速ミサイルに対しては無力。

海上の脅威

ロシアの船舶や港湾インフラの攻撃用にウクライナ軍が使用しているのは5.5メートルのMikola-3海軍用無人機。これは米国のManta T-12無人機をモデルに、オーストリアのエンジンを搭載したもの。Mikola-3は最大60時間潜水が可能で、最高速度は時速80キロ、特殊装備や爆発物など最大200グラムの貨物が搭載可能。
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