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考古学者、ラムセス2世の肖像画で古代エジプトの画家たちがミスを犯していたことを発見

考古学者、ラムセス2世の肖像画で古代エジプトの画家たちがミスを犯していたことを発見

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エジプトの2つの墓の絵を調査していた考古学チームは、古代エジプトの画家たちが古代エジプト王（ファラオ）ラムセス2世を描いた際にミスを犯していたことを発見した。考古学チームは、3000年以上前のラムセス2世の肖像画について、もともとはその時代とは異なる特徴の装飾品が描かれていたが、その後、画家たちによって修正されたことを発見した。PLoS... 2023年7月16日, Sputnik 日本

2023-07-16T15:15+0900

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ラムセス2世（紀元前1279～紀元前1213年に在位）の肖像画は、ルクソール市近郊の墓に描かれている。新たな研究によると、その絵の中でラムセス2世は、その特徴がほとんど識別できない人物の前に立っている。そのため考古学チームは、この絵は父セティ1世の死を悼むラムセス2世を描いているのではないかと推測した。しかし、肖像画を新たにスキャンした結果、そうではないことが示された。考古学チームは、ラムセス2世は実際には古代エジプトの神で職人の守護神とされるプタハの前に立っていることを発見した。また、ラムセス2世の肖像画にはもともと「大きくて重いレンチキュラービーズからなる複数の分厚い金の鎖」で構成された所謂「襟飾り」が描かれていたことがわかった。この襟飾りはラムセス2世の治世中には使用されておらず、ずっと後になってから人気になったものだった。考古学チームによると、襟飾りは塗りつぶされて、ラムセス2世の治世中に使用されていた首飾りに修正された。考古学チームは、発見された装飾品を考慮し、この肖像画はもともとラムセス2世の死後数十年経ってから描かれたものであり、その後、画家たちがラムセス2世の首飾りの種類が間違っていることに気づき、修正したと考えている。関連記事

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