19世紀末のロンドンを震撼させた「切り裂きジャック」らしき人物が特定

ハイアム・ハイアムス
ハイアム・ハイアムス - Sputnik 日本, 1920, 17.07.2023
サイン
「切り裂きジャック」の名で有名な、19世紀末のロンドンで起きた連続殺人事件の犯人を当時、追っていた警察官のひ孫が犯人の名をとうとう突き止めた。テレグラフ紙が報じた。
犯人を特定したというサラ・バクス・ホートン氏の曾祖父は当時、捜査に参加していた。そのホートン氏が目星をつけたのが犯行が行われた地区に住んでいたハイアム・ハイアムスという男。ホートン氏はハイアムスの医療カルテに残された身体的特徴の記述が、当時の犯人の目撃証言と一致していることから確信に至ったと語っている。
殺人鬼を目撃した人達は年齢は30歳以上、片手は曲がらず、膝は曲がった状態だったため、歩行困難があり、身長は5フィート5インチから5フィート8インチ(165センチから173センチ)、肩幅は広く、がっちりした体格だったと証言している。
ハイアムスはてんかんとアルコール依存症を病み、妻や母親に襲い掛かっていたため、精神病院で治療を受けていた。連続殺人事件が起きた1888年、ハイアムスは35歳。カルテにはハイアムスの左腕は曲げることも伸ばすこともできず、歩行はふらつき、膝も曲がらないと書かれていた。伸長は5フィート7インチ(およそ170センチ)で保存されていた写真から、肩幅が広かったことがわかっている。
英国の警察官 - Sputnik 日本, 1920, 22.01.2023
衝撃的な事件 ロンドン警視庁の警察官が18年間性犯罪
ホートン氏は、ハイアムスの病状の悪化は殺人事件が起きた時期と重なると指摘している。1888年末、ハイアムスは警察に拘束され、翌年に精神病院に収容されてから、1913年の死まで病院を出ることはなかった。
ホートン氏は、オックスフォード大学で教鞭を持つかたわら、20年以上にわたって警察でボランティアとして働いている。
関連ニュース
モナリザの背景に描かれた橋を特定=伊歴史家が主張
ケネディ暗殺事件にCIAが関与=ケネディ元大統領甥
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала