https://sputniknews.jp/20230803/16695396.html
まるでエアバッグ 地震から建物を守る新材料開発
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米ミズーリ大学の研究チームが、地震から建物を守る新しい合成材料を開発した。これは、地震から発生する弾性波を制御することができるという。この材料の「クッション」の上に建物を設置すると、弾性波が建物を回避して、安全な方向へ向かうように仕向けることができる。研究結果が米誌Science Advancesに掲載された。 2023年8月3日, Sputnik 日本
2023-08-03T07:43+0900
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ミズーリ大学工学部のグォリャン・ファン学部長率いる研究チームは、固体材料の表面におけるエネルギー波を制御できる新しい合成材料を開発した。エネルギー波は、固体の表面を伝わる振動がどう拡散していくかの決め手になる。ファン氏によると、従来の材料はx、y、z軸の3次元に限られていた。一方、同氏の研究チームは合成次元、つまり4Dで材料をつくっており、これによってエネルギー波の軌道を操作して、望む方向に向かわせることができるという。地震のエネルギーの約90%は地表に沿って発生する。研究チームによると、まず、クッションに似た構造物をつくり、それをこの材料で覆ってから、建物と地面の間に設置すれば、地震による建物倒壊を防ぐのに役立つ可能性があるという。研究チームの発見は、現段階では他の学者たちが必要に応じて使用および適応できる構成要素にすぎない。一方、研究の著者らは、この材料は土木工学で使用できる可能性があると指摘している。関連記事
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まるでエアバッグ 地震から建物を守る新材料開発
2023年8月3日, 07:43 (更新: 2023年8月3日, 23:40) 米ミズーリ大学の研究チームが、地震から建物を守る新しい合成材料を開発した。これは、地震から発生する弾性波を制御することができるという。この材料の「クッション」の上に建物を設置すると、弾性波が建物を回避して、安全な方向へ向かうように仕向けることができる。研究結果が米誌Science Advancesに掲載された。
ミズーリ大学工学部のグォリャン・ファン学部長率いる研究チームは、固体材料の表面におけるエネルギー波を制御できる新しい合成材料を開発した。エネルギー波は、固体の表面を伝わる振動がどう拡散していくかの決め手になる。
ファン氏によると、従来の材料はx、y、z軸の3次元に限られていた。一方、同氏の研究チームは合成次元、つまり4Dで材料をつくっており、これによって
エネルギー波の軌道を操作して、望む方向に向かわせることができるという。
地震のエネルギーの約90%は地表に沿って発生する。研究チームによると、まず、クッションに似た構造物をつくり、それをこの材料で覆ってから、建物と地面の間に設置すれば、地震による建物倒壊を防ぐのに役立つ可能性があるという。
研究チームの発見は、現段階では他の学者たちが必要に応じて使用および適応できる構成要素にすぎない。一方、研究の著者らは、この材料は土木工学で使用できる可能性があると指摘している。