ロシア、米国の10年先を行くSu57用新型ミサイルを開発

CC BY-SA 3.0 / Alex Beltyukov / Sukhoi T-50第5世代戦闘機Su-57
第5世代戦闘機Su-57 - Sputnik 日本, 1920, 04.08.2023
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ロシアの軍需企業「GosMKB・ビンペル」は、戦闘機「Su57」用の新型短距離ミサイル「RBB-MD2」を開発した。同社が露軍事誌に寄稿したなかで発表した。
同社の発表では次のように述べられている。

「ロシアですでに生産に取り掛かっている第5世代空対空ミサイルは、米国の同様の兵器の5~10年先を行っているといえる」

「RBB-MD2」の開発と実験は、米国より短期間で行われ、一部はすでに配備されつつあるという。このミサイルはロシア軍の最新鋭超音速ステルス戦闘機「Su57」に搭載できる。
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スプートニクは、掲載先軍事誌「祖国のアーセナル」の編集長で、軍事専門家のビクトル・ムラホフスキー氏に話を聞いた。
ムラホフスキー氏によると、「RBB-MD2」は短距離ミサイルとしては初めて慣性誘導システムを備えたものとなっている。これによってミサイルは外部からの誘導や信号なしに自らの位置を特定し、自動操縦や飛行の安定を可能にする。また、発射する戦闘機から標的の座標を受信でき、これによって敵機命中の蓋然性が高まる。
もう一つ重要な長所は、ノイズ防止機能を高めた光波ホーミング誘導装置が搭載されていることだ。さらに、「RBB-MD2」は全方位の敵に対して有効。つまり、ミサイルを前方に発射して空中で転回させ、Su57の後方にいる敵を撃ち落とすことも可能だ。
ロシアはこれまでに、水中の標的を攻撃するためのホーミング誘導機能を備えた滑空ミサイルも開発している。
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