【図説】ロシア、月面探査機「ルナ25号」を打ち上げ 半世紀ぶり

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ロシアの国営宇宙企業「ロスコスモス」はあす11日、極東アムール州にあるボストチヌイ宇宙基地から月面探査機「ルナ25号」を打ち上げる。ロシアが月面探査機を送るのは1976年の「ルナ24号」以来約半世紀ぶりで、「ルナ25号」は世界初となる月の南極への着陸を試みる。「ルナ25号」のミッションと南極着陸までの流れを、スプートニクがインフォグラフィックで詳しくお伝えする。
あすのミッションに備え、フレガート上段と「ルナ25号」搭載したソユーズ2.1 bロケットの組み立てが完了している。打ち上げ時間はモスクワ時間午前2時10分(日本時間11日午前8時10分)で、今月21から22日にかけて月面に軟着陸する予定。
「ルナ24号」は、2013年に中国の無人探査機 「嫦娥 (じょうが)3号」 が月面に着陸するまで、月に到達した最後の月探査機だった。「ルナ24号」は月面の土壌サンプルを地球に持ち帰るミッションを成功させ、これによりソ連の科学者たちは、月に水が存在することを確証した。
「ルナ25号」のミッションは1990年代後半には計画されていたが、財政的理由で延期され、長らく実現が遅れていた。今回「ルナ25号」は、軟着陸技術の開発や土壌サンプルの採取・分析、南極付近の表層レゴリスの研究を含む長期的な科学調査を行う予定。
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