IT・科学 - Sputnik 日本, 1920, 19.10.2021
IT・科学
SNSから最先端テクノロジーまで

次回の太陽活動のピークは人工衛星を破壊し、電力網に損傷を与えるおそれがある=米メディア

© 写真 : NASA太陽フレア
太陽フレア - Sputnik 日本, 1920, 13.08.2023
サイン
8月上旬、最強であるXクラスの太陽フレアが起こり、米国とカナダで通信障害が発生した。太陽活動は2023年末にも次のピークを迎え、地球全体でGPS、人工衛星、電力システムに不具合が生じる可能性がある。ビジネスインサイダーが報じた。
米航空宇宙局(NASA)は今月5日と7日に強力な太陽フレアを観測した。NASAによると、7日に地球を襲ったフレアはXクラスという信じられないほど強力なものだった。このようなフレアによって宇宙飛行士は潜在的に危険な放射線にさらされるおそれがあるほか、人工衛星も損傷する可能性がある。物理学者のキース・ストロング氏によると、その日、太陽から放出されたX線と紫外線によって、米国とカナダの大部分で無線通信に障害が発生した。
今年2023年は、前年よりもたくさんのXクラスフレアが観測されている。これは太陽活動のピークが近づいていることに関連しているという。太陽の活動は約11年周期で、その間に高活動と低活動の状態を繰り返す。
太陽フレア、2016年9月6日 - Sputnik 日本, 1920, 08.05.2022
IT・科学
2万年分の電力を供給できるほどの太陽フレア NASAがその出現に関する理論を発表
太陽活動は2025年に次のピークを迎えると予想されているが、黒点の数とフレアの発生頻度が増加しているため、学者たちは次のピークの到来が早まり、2023年末になる可能性があると考えている。2012年から2014年に起こった前回の太陽活動のピークは、典型的な活動のピークに比べて比較的弱かった。
太陽放射は上層大気中の粒子を電離させ、オーロラを発生させる可能性がある。地球のその地域では高周波電波が伝播するため、強力なフレアは電波信号を弱める。また、より強力な太陽活動によって電力網が損傷し、人工衛星が破壊され、GPSに障害が発生するおそれもある。
関連記事
地球の終焉はどうなる? 太陽に似た星が惑星を飲み込む過程の観測に成功
グリーンランドの氷​に​3千年前の強力な太陽フレア跡​が残存​
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала