「絶体絶命」 宇軍のほぼ全旅団が戦闘力を逸し、全空域が露軍に掌握=米専門家ら

© AFP 2023 / Anatolii Stepanovウクライナ軍
ウクライナ軍 - Sputnik 日本, 1920, 25.09.2023
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米国人の専門家らは、ウクライナ軍が戦場で直面している多くの問題を指摘している。元米海兵隊情報将校のスコット・リッター氏は、ウクライナ軍の旅団はほぼすべてが反攻作戦の間に戦闘力を失ったと述べ、米軍事アナリストのジョン・ロッソマンド氏は、ロシア軍がウクライナのほぼ全空域を掌握していると指摘している。
リッター氏はコラムニストのガーランド・ニクソン氏からの取材に対し、ウクライナ軍の旅団はほぼすべてが戦闘力を失ったと指摘した。
「部隊の人員損失が50~69%になると、戦闘力は失われる。しかもウクライナ軍旅団のほぼ全てが戦闘力を失ってしまった」
リッター氏は、ウクライナは反転攻勢で莫大な損失を蒙っており、中には夏から秋にかけての時期だけでも3度も死んだ兵士を補填せざるを得なかった部隊があると語っている。
リッター氏は、ウクライナという国家自体が軍事力を補充する能力を完全に失っていることから、潜在的にはこれがウクライナ政権に敗北をもたらしうると指摘している。
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ウクライナ上空はロシア軍が完全掌握

米国人軍事アナリストのジョン・ロッソマンド氏もウクライナ軍が深刻な問題を抱えていると指摘している。ロッソマンド氏は19FortyFiveに寄稿した中で、ウクライナの上空はロシア軍によって完全に掌握されていると書いている。
ロッソマンド氏は、ウクライナ軍が反攻の歩兵と装甲車を援護するために地上部隊を攻撃しようとしても、ロシアの防空システムがそれを阻んでしまっていると指摘している。
ロッソマンド氏はまた、ウクライナ軍はロシア軍に立ち向かうために必要な航空手段を有していないとの見方を示し、ウクライナにMGM-140 ATACMS やHIMARSといったミサイル、エイブラムス戦車を投入したところで、これらの潜在性を余すことなく使うための空軍力を有していない以上、金の無駄遣いだと語った。
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