Танк немецкого производства Леопард-2 - Sputnik 日本, 1920
西側諸国によるウクライナへの兵器供与
2022年2月にロシアが特別軍事作戦を開始して以来、 米国などの西側諸国はウクライナへ重装備の供与をはじめ、積極的な軍事支援を行っている。特に、ウクライナはすでに対戦車ミサイル「ジャベリン」、携帯式防空ミサイルシステム「スティンガー」、戦車「レオパルト」、「M1エイブラムス」、「チャレンジャー」、防空システム「パトリオット」、多連装ロケット砲「ハイマース」、巡航ミサイル「ストームシャドウ」などの兵器を受領している。スプートニクはウクライナへの兵器供与を注視し、その特徴や戦場での能力をまとめた。

【視点】ペンタゴンの資金枯渇 バイデン氏はウクライナ支援を続行できる?

© Sputnik / Pavel Bednyakov / メディアバンクへ移行バイデン米大統領
バイデン米大統領 - Sputnik 日本, 1920, 08.10.2023
サイン
9月30日、米議会下院はウクライナ支援を含めない形での「つなぎ予算」を承認した。これにバイデン米大統領は怒り心頭し、米国防総省は神経をとがらせている。米エスタブリッシュメントらはこの先もウクライナ支援を拡大し続けることができるのか。スプートニクは元米国防総省、国家安全保障アナリストのマイケル・マルフ氏に見解をたずねた。
米下院共和党議員らの圧力で米議会がウクライナ支援金を含めない「つなぎ予算」を承認した後、米国防総省はウクライナへの支援額を増やすよう、議会に申し入れた。米国防総省にはすでにウクライナへ送ってしまった種類の武器を買い足す資金も残っておらず、これでは自国の安全保障が苦境に陥るというわけだ。
米国防総省はウクライナへの長期財政支援の承認が滞っていることを心配し、バイデン米大統領は焦燥感と怒りを隠そうともせず、「どんな状況になろうと、米国のウクライナ支援が中断する事態など許してはならない」と述べている。だが、マルフ氏は、米国では大統領のウクライナに対するファンタジーは理解できないという国民が目立って増えており、彼らにとってはウクライナより、自国の安全保障と福祉のほうがはるかに大事だからだと指摘している。マルフ氏は「米国民はロシアとの戦争を望んでいないのに、まさにその方向へと向かっている現状を目撃しており、米国が戦争へと転がり落ちていく、滑りやすい道で立ち上がったことを憂慮しています。ウクライナ支援が全て、一気に停止するかはわかりませんが、これからの数か月は著しく縮小するとは思います」と述べ、「アメリカ・ファースト」というスローガンが再び大きな支持を集めるようになったと語っている。
資金不足の米政府、国務省の余り予算でウクライナ支援の継続目指す=米メディア - Sputnik 日本, 1920, 06.10.2023
西側諸国によるウクライナへの兵器供与
資金不足の米政府、国務省の余り予算でウクライナ支援の継続目指す=米メディア
米国の軍事、財政支援なしにウクライナは長くはもたない。ウクライナは供与された武器弾薬の全てを激しい勢いで消費していることから、マルフ氏の予測では米国防総省がどんなに努力して補填しても11月17日には備蓄は底をつきる。またこうした状況で米政府がいかにして恒常的にウクライナ支援を保障しようとしているのかも不明瞭だ。マルフ氏は「米議会が追加支援金を承認しない場合、それは無理だ」と述べ、バイデン米大統領がウクライナ支援金を増額しようとすれば、自国に戒厳令を発動する以外、策はないと見ている。とはいえ、マルフ氏は、米国も欧州も米国がウクライナで行う代理戦争に疲れ切っているため、こうしたシナリオ展開の可能性は低いとの見方を示している。
関連ニュース
ウクライナ軍事支援の先細り ゼレンスキーを待ち受ける困難とは
ウクライナ、米支援除外で国家予算の3分の2相当失う
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала