「空飛ぶチェルノブイリ」ロシアの新型ミサイル「ブレヴェスニク」についてわかっていること

© Sputnik / The Ministry of Defence of the Russian Federation / メディアバンクへ移行新型の大陸間巡航ミサイル「ブレヴェスニク」
新型の大陸間巡航ミサイル「ブレヴェスニク」 - Sputnik 日本, 1920, 11.10.2023
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ロシアは最近、新型の大陸間巡航ミサイル「ブレヴェスニク」の試験を完了した。外国メディアで「空飛ぶチェルノブイリ」と呼ばれている「ブレヴェスニク」は、新たな核軍拡競争を引き起こす可能性がある。アジア・タイムズはこのように報じている。
同紙によると、「ブレヴェスニク」はロシアの「超兵器」の一部。これは迎撃不可能な確実な破壊手段であり、ロシアの技術力と軍事力を誇示しているという。
記事の中ではまた、この「超兵器」は大陸間弾道ミサイル「サルマト」や極超音速ミサイル「アバンガルド」「キンジャール」「ツィルコン」、核魚雷「ポセイドン」と同様に、米国の防衛システムを考慮して開発されたため、米国が奇襲攻撃を仕掛けた場合にはロシアが広範な報復攻撃を行うことを可能とすると指摘されている。

「このミサイル(編注:ブレヴェスニク)は、戦術核および通常兵器を使ったロシアの攻撃能力を大幅に高めている」

アジア・タイムズの記事
ロシアの軍事専門家で退役大佐のユーリー・クヌトフ氏は先に、ロシア紙イズベスチヤのインタビューで、「ブレヴェスニク」の射程距離は無限であり、世界でも類を見ないと指摘した。

「ミサイル『ブレヴェスニク』は、射程距離が無限の巡航ミサイルだ(中略)これはユニークな手段であり、世界でも類を見ない」

ユーリー・クヌトフ
ロシアの軍事専門家で退役大佐
ロシアの極超音速ミサイル - Sputnik 日本, 1920, 06.10.2023
元CIA職員、攻略が難しいロシアの兵器について語る
クヌトフ氏は「ブレヴェスニク」について、原子炉が搭載されているため、射程距離は事実上無限だと説明し、したがって同ミサイルは敵の防空拠点を迂回し、きわめて低い高度で飛行できると指摘した。
クヌトフ氏はまた、原子炉は敵に損害を与えるという観点から一定の潜在能力を持っていると強調した。
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