ドネツク人民共和国の自警団 - Sputnik 日本, 1920, 31.01.2022
ウクライナでの露特別軍事作戦
ロシアは2022年2月24日、ウクライナで軍事作戦を開始した。プーチン大統領は、その作戦の目的を「8年間ウクライナ政権によって虐待や大量虐殺にさらされてきた人々を守ること」だと述べた。プーチン大統領は、この目的のために「ウクライナの非軍事化と非ナチ化」を計画していると語った。西側諸国は、特別作戦に関連して、ロシアに対する新たな厳しい制裁を発動した。

ウクライナ軍、ドネツク市にNATO口径のクラスター弾使用

© Sputnik / Taisiya Vorontzova / メディアバンクへ移行ドネツク市内の路上に散乱する砲弾の破片【アーカイブ写真、2023年9月1日撮影】
ドネツク市内の路上に散乱する砲弾の破片【アーカイブ写真、2023年9月1日撮影】 - Sputnik 日本, 1920, 23.10.2023
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ウクライナ軍は23日、ドネツク市に対しクラスター爆弾による攻撃を行った。使用されたのはNATO口径の砲弾だった。ウクライナ軍からの攻撃のデータを収集するドネツク人民共和国政府・共同管理調整センターが発表した。
同センターによると、23日午前5時50分(日本時間午前11時50分)ごろ、ドネツク市のクイブシェフ地区、キエフ地区に対し、砲撃があった。砲弾の口径は北大西洋条約機構(NATO)で採用されている155ミリで、3発のクラスター爆弾だった。
また、同センターによると、ドネツク共和国内各地への砲撃を含めると、23日は午前11時(日本時間午後5時)までに20回、計69発の砲弾、ロケット弾による攻撃があった。そのうち少なくとも56発が155ミリNATO口径となっており、ウクライナ軍がNATOの支援にどれだけ頼っているかが分かる。
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155ミリ砲弾は米製榴弾砲M777を始め、独製パンツァー2000、仏製カエサル、ポーランド製クラブなど各自走式榴弾砲などNATO加盟国の兵器で広く採用されている。NATO諸国はこうした兵器をウクライナに供与しているが、こうした支援をウクライナ軍は特にドンバスの街や村への攻撃に利用しており、多数の民間人が犠牲となっている。
また、クラスター爆弾はウクライナが従前からもつものに加え、今夏以降は米国が供与を始めた。その被害の大きさや不発弾の多さなどから、民間人に危険をもたらす非人道兵器として世界123カ国がクラスター爆弾禁止条約で保有、製造、使用を禁じている。一方、米国、ウクライナ、ロシアはいずれも同条約の締約国ではない。
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