https://sputniknews.jp/20231024/15-17525957.html
暗号通貨ビットコイン、一時15%の急騰 その背景は
暗号通貨ビットコイン、一時15%の急騰 その背景は
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暗号通貨(仮想通貨)ビットコインの価格が急騰している。24日には一時前日比で15パーセント(%)高となり、約1年半ぶりの水準に達した。背景には米デジタル資産運用会社による上場投資信託(ETF)をめぐり、実現に向けた米裁判所の判断があった。 2023年10月24日, Sputnik 日本
2023-10-24T16:15+0900
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1週間で20%超の高騰仮想通貨取引所大手「バイアンス」のデータによると、24日にかけての1日で一時15%高となる1ビットコイン=3万5280ドルに達した。これは2022年5月以来約1年半ぶりの高値だ。日本時間午後3時現在も3万4050ドル(10.7%高)前後で取引されている。日本国内大手取引所「GMOコイン」では、同日午後3時現在の日本円での購入価格は1ビットコイン=522万円前後となっており、24時間比で11%以上の高騰となっている。1日の取引で増減は激しいものの、総じていえばビットコインの価格は上昇傾向にある。いずれの取引所でもこの1週間で20%以上の高騰をみせている。ビットコインETFとはビットコイン高騰の原因となったのは、米ビットコイン現物投資型のETF申請をめぐり、米連邦高裁で承認に向けた前進があったことだ。ETFは取引所(Exchange)で取引される(Traded)投資信託(Fund)の頭文字をとったもので、投資信託のように投資家から集めた資金をまとめて運用するサービス。非上場の投資信託では1日1回出される基準価額での取引しかできないのに対し、ETFでは一般株のように証券所を通してリアルタイムでの取引が可能となっている。値動きが分かりやすく、手軽に分散投資できるのがメリットで、一般の株式投資と投資信託のいいとこ取りをしたようなものだ。ビットコインETFはETFの投資対象にビットコインを含めたものとなる。米高裁決定で承認に光これまでに米デジタル資産運用会社のグレースケールは、ビットコインETFの開設に向け、米証券取引委員会(SEC)に承認を申請していた。だが、SECはビットコインETFの申請を退けた。これを受け、グレースケール側はSECの決定を不服として訴訟を起こしていた。米ブルームバーグ通信は23日、この訴訟をめぐりグレースケール側が勝訴したと伝えた。連邦高裁はSECは類似商品のETFを認めているのに、ビットコインETFを認めないのは「恣意的」な判断だと指摘した。このニュースが広まると、ビットコインETF開設への期待感が高まり、ビットコイン価格も高騰した。依然として不確実性は残るものの、承認は「時間の問題」との見方が金融界で広まっているという。関連記事
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経済, 金融, 仮想通貨・暗号通貨, ビットコイン, 裁判所, 米国
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暗号通貨ビットコイン、一時15%の急騰 その背景は
暗号通貨(仮想通貨)ビットコインの価格が急騰している。24日には一時前日比で15パーセント(%)高となり、約1年半ぶりの水準に達した。背景には米デジタル資産運用会社による上場投資信託(ETF)をめぐり、実現に向けた米裁判所の判断があった。
仮想通貨取引所大手
「バイアンス」のデータによると、24日にかけての1日で一時15%高となる1ビットコイン=3万5280ドルに達した。これは2022年5月以来約1年半ぶりの高値だ。日本時間午後3時現在も3万4050ドル(10.7%高)前後で取引されている。
日本国内大手取引所
「GMOコイン」では、同日午後3時現在の日本円での購入価格は1ビットコイン=522万円前後となっており、24時間比で11%以上の高騰となっている。
1日の取引で増減は激しいものの、総じていえばビットコインの価格は上昇傾向にある。いずれの取引所でもこの1週間で20%以上の高騰をみせている。
ビットコイン高騰の原因となったのは、米ビットコイン現物投資型のETF申請をめぐり、米連邦高裁で承認に向けた前進があったことだ。
ETFは取引所(Exchange)で取引される(Traded)投資信託(Fund)の頭文字をとったもので、投資信託のように投資家から集めた資金をまとめて運用するサービス。非上場の投資信託では1日1回出される基準価額での取引しかできないのに対し、ETFでは一般株のように証券所を通してリアルタイムでの取引が可能となっている。
値動きが分かりやすく、手軽に分散投資できるのがメリットで、一般の株式投資と投資信託のいいとこ取りをしたようなものだ。
ビットコインETFはETFの投資対象にビットコインを含めたものとなる。
これまでに米デジタル資産運用会社のグレースケールは、ビットコインETFの開設に向け、米証券取引委員会(SEC)に承認を申請していた。だが、SECはビットコインETFの申請を退けた。これを受け、グレースケール側はSECの決定を不服として訴訟を起こしていた。
米ブルームバーグ通信は23日、この訴訟をめぐり
グレースケール側が勝訴したと伝えた。連邦高裁はSECは類似商品のETFを認めているのに、ビットコインETFを認めないのは「恣意的」な判断だと指摘した。
このニュースが広まると、ビットコインETF開設への期待感が高まり、ビットコイン価格も高騰した。依然として不確実性は残るものの、承認は「時間の問題」との見方が金融界で広まっているという。