Обстрел зданий в палестинском городе Газа - Sputnik 日本, 1920
イスラエル・パレスチナの紛争激化
2023年10月7日、パレスチナ自治区ガザ地区からイスラエルへ大規模なロケット攻撃が行われた。その後、ハマス(パレスチナ運動の過激派でイスラム組織)の戦闘員はイスラエル南部の国境地帯に侵入し、イスラエルに対し「アル・アクサの洪水作戦」を発表した。これを受け、イスラエル国防軍はガザ地区のハマスに対する「鉄の剣作戦」の開始を発表し、ハマスの施設に対するミサイル空爆と国境地帯での掃討作戦を開始した。10月8日、イスラエルは50年前の第四次中東戦争以来初めて公式に「戦争状態」に入った。

イスラエル高官、ガザ地区に燃料を送らない理由を説明

© AP Photo / Hatem Aliガザ地区
ガザ地区 - Sputnik 日本, 1920, 24.10.2023
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イスラエルのマーク・レゲブ首相上級顧問は、米テレビ局CNNのインタビューに対し、ガザ地区を実効支配するイスラム組織・ハマスが燃料を「盗む」恐れがあるため、イスラエルはガザ地区への燃料輸送を許可しないと明らかにした。
レゲフ氏は、ハマスの人質全員が解放されたとしても、イスラエルはガザ地区への燃料輸送を許可しないだろうと指摘した。
レゲフ氏によれば「現時点では、ハマスの軍事組織にこれ以上燃料が送られることに我々は興味がなく、燃料(の輸送)も認可していない」という。一方、「医薬品や水、食料品については許可を与えた」とのこと。「政府の決定は、ハマスが燃料を盗み、イスラエルに発射されるロケット弾の動力源として使われ、イスラエル国民を殺す可能性があるため、燃料は輸送しないというものだった」と同氏は説明した。
一部の燃料はラファ検問所を通過できたが、そのほとんどは「銃を突きつけられて」盗まれたと言われているという。イスラエルは、その燃料がその後、軍事向けに転用されたと推測しているとレゲフ氏は補足した。
米国務省のマシュー・ミラー報道官 - Sputnik 日本, 1920, 24.10.2023
イスラエル・パレスチナの紛争激化
「ハマスは停戦を利用する」 米国は中東での停戦案に否定的

イスラエル・パレスチナ紛争の激化

10月7日、ガザ地区を実効支配するイスラム組織・ハマスはイスラエル南部と中部に向けて突如ミサイル攻撃を行い、一部の地上部隊がイスラエル側に越境攻撃した。ハマスの奇襲攻撃を受け、イスラエル軍はガザ地区への空爆などの報復作戦を開始。第四次中東戦争以来50年ぶりとなる正式な「戦争状態」への移行を宣言した。これまでに双方の死者は合わせて6400人を超えた。
ハマスの奇襲後、イスラエル軍は30万人の予備役を動員。また、議会では与野党が戦時下での挙国一致内閣を樹立させた。米国からの弾薬支援も受けるなど、本格的な地上作戦を準備しているとされる。
イスラエルのガラント国防相はこれまでに「ハマスは地球上から一掃される」と徹底的な報復を予告。イスラエル外務省も「ガザ地区で戦略的目標をすべて達成するまで軍事作戦を継続する」と妥協を一切許さない強硬姿勢を示している。
ロシアは双方に即時停戦と交渉の再開を呼び掛けている。ウラジーミル・プーチン大統領はこれまでに、紛争を解決するためには、パレスチナの独立主権国家樹立に関する国連安全保障理事会の決定を履行する必要があるとの考えを示している。
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