【25日のニュース】セルビア、選挙結果に不服の野党支持者らの暴動 ユーラシア経済連合、イランと自由貿易協定締結
© AFP 2023 / Oliver Bunic選挙結果に反対する抗議活動
© AFP 2023 / Oliver Bunic
サイン
世界では毎日様々な出来事が起こっている。ここでは今日の国際ニュースをダイジェストでお届けする。
セルビア暴動 選挙結果に不服の野党支持者ら
セルビアの首都ベオグラードでは、先週行われた議会選挙の結果を認めないや野党支持者らによるデモが続いており、暴徒化した参加者と警察の衝突も起こっている。現時点での状況をまとめた。
デモ隊が議事堂に石やガラスを投げるなどし、警察が強制排除
デモ隊が選挙管理委員会建物を包囲、警察は現場を封鎖するなどの対応
衝突で警察官が2人が重傷、35人のデモ参加者を拘束
ブチッチ大統領は国家安全保障会議の緊急会合を招集
ブチッチ大統領は「抗議活動は革命ではない」として、国民に平静を呼び掛けた
ブラナビッチ首相は、暴動の情報を事前に通告したロシアの情報機関に感謝の意を表明
📽️ セルビア暴動 現時点で分かっていること
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) December 25, 2023
🇷🇸 セルビアの首都ベオグラードでは、先週行われた議会選挙の結果を認めない勢力による #デモ が続いており、暴徒化した参加者と警察の衝突も起こっている。現時点での状況をまとめた。
・デモ隊が議事堂に石やガラスを投げるなどし、警察が強制排除… pic.twitter.com/LI15vMnbDe
露大使、ブチッチ大統領と会談 「ウクライナと同じ」
ロシアのボツァン=ハルチェンコ駐セルビア大使は25日、同国のブチッチ大統領と会談し、議会選挙の結果を巡る首都ベオグラードでの抗議活動について意見を交わした。
大使は会談後、今回の暴動は2014年のウクライナでの「マイダン革命と同じ原理で計画・実行された」との認識を示した。また、「ブチッチ大統領には抗議活動が西側諸国によって支援されているというデータがある」と述べた。
一方、これに先立ち露外務省のザハロワ報道官も、「西側諸国がマイダン国家転覆のテクニックを使い、セルビア情勢を揺るがそうとしているのは明白だ」との見解を示していた。
© AFP 2023 / Mohammed Abedガザ地区の子どもたち
ガザ地区の子どもたち
© AFP 2023 / Mohammed Abed
イスラエル軍、ガザ地区中央部の難民キャンプを攻撃 70人死亡
イスラエル軍は、パレスチナ・ガザ地区中央部にあるアルマガジ難民キャンプに対し攻撃を行い、死者数は70人に達した。ガザ地区保健省のアシュラフ・アル・クドラ報道官が24日、テレグラム・チャンネルで発表した。
イスラエルのネタニヤフ首相は同日、ガザ地区の軍事作戦の拡大を宣言。その理由について、それが「人質を奪還し、ハマスを殲滅する唯一の方法だからだ」とする声明を発表した。
ネタニヤフ首相は作戦には時間がかかるものの、イスラエルは 「最後まで戦いぬく覚悟だ」と語った。首相はこの声明によって、イスラエルは兵士の命を代償にしても勝利を追求する姿勢を明らかにした。
マントゥロフ露副首相にインタビュー 旧日産工場にも言及
ロシアのデニス・マントゥロフ副首相兼産業貿易相は、スプートニクのインタビューのなかで、ロシアの産業は制裁下でも着実に発展しているとの認識を示した。
インタビューでマントゥロフ副首相は、サンクトペテルブルクの旧日産自動車工場を保有している露アフトバス社が米国による制裁対象となった影響について答えた。
「アフトバスの生産拠点は発展し続けている。ペテルブルクの工場もそうだ。来年には増産が予定されている」
マントゥロフ副首相のその他の発言
多くの専門家の予想とは異なり、経済分野で肯定的な結果が出ている。ロシアの製造業は今年、7%の成長を達成しようとしている
非友好国の産業スパイは常にいたし、今も、明日もいなくなることがない。有望な発明や武器のデータ、パラメータだけでなく、貴重な専門家ら人的リソースに対する引っこ抜きも行われている
2024年中に20機の国産旅客機SJ-100、6機のМС-21を製造する
自画自賛するつもりはないが、我々の軍需産業は西側のそれより速いテンポで進んでいる
EAEU各国の首脳と旗【アーカイブ】
© Sputnik / Mikhail Metzel/POOL
/ ユーラシア経済連合、イランと自由貿易協定締結
ユーラシア経済連合の加盟国は25日、イランとの本格的な自由貿易協定を締結した。本協定は2019年から発効の暫定協定に代わる。
EAEUはロシア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、アルメニアが加盟する貿易協定。近年では旧ソ連地域にとどまらず、イラン、インドネシア、アラブ首長国連邦、エジプトなどとの自由貿易協定の議論も進んでいた。
今月初旬、ユーリ・ウシャコフ露大統領補佐官は、イランとEAEUの包括的パートナーシップ協定の準備が行われており、25日のサミットで署名されると明らかにしていた。また、イランとの自由貿易が発効すれば、EAEUとの間の貿易額は3倍以上に増加すると見込まれている。