地球温暖化で地球の時間が「短く」なる=ロシア人研究者

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地球温暖化で地球の時間が「短く」なる=ロシア人研究者 - Sputnik 日本, 1920, 04.04.2024
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北極と南極の氷が解けることで、地球の自転速度は低下する。これにより、世界時は2029年までに1秒「短く」なる。モスクワ国立測地・地図作成大学のユゼフォビッチ上級講師がスプートニク通信の取材で指摘した。
先に科学誌ネイチャーは、北極と南極にある氷の融解により、地球の自転速度が減速し、世界時の計算に影響が出るとの研究結果を発表していた。
ユゼフォビッチ氏によると、現在の協定世界時導入以来、時間の修正は全て「プラス」で、1972年以降だけで27秒も追加されてきたという。一方、氷の溶解により時間修正が「マイナス」されることになるのはこれが初めてで、予期せぬ結果が生じる可能性があるとのこと。
研究者らの見解によると、氷の溶解は地球の自転速度に影響を与えているという。フィギュアスケーターは腕を伸ばすことでスピンの回転速度を下げているが、極地の氷が解けて水になることで、これと同じ原理が働くという。大量の水が極地から赤道付近へと移動することで、地球の自転速度が下がるとのこと。
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