マレーシアが進める「オランウータン外交」 中国に倣え

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オランウータンの親子 - Sputnik 日本, 1920, 08.05.2024
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諸外国との友好の印にパンダを贈る中国の「パンダ外交」に倣い、マレーシアが絶滅危惧種の類人猿オランウータンを海外の貿易相手国に贈呈する政策を推進している。
ジョハリ・アブドゥル・ガーニ農園商品大臣は、マレーシア産パーム油の大口購入者であるEU諸国やインドに、オランウータンを贈ると表明。「オランウータン外交で生物多様性の保全のためのマレーシアの取り組みを世界に示すことになる」と強調した。
オランウータンは東南アジアのスマトラ島(インドネシア)とボルネオ島(インドネシア、マレーシアなど)に生息する類人猿。森林伐採による生息環境の変化などで個体数が減少し、国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種に指定されている。
日本オランウータン・リサーチセンターによると、日本国内では現在、国内の動物園など16施設に37頭が暮らしている。内訳はスマトラオランウータンが8頭、ボルネオオランウータンが27頭、雑種が2頭だという。
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