25年前、米国はなぜ、在ユーゴ中国大使館を「スマート爆弾」で破壊したのか

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中国の習近平国家主席 - Sputnik 日本, 1920, 08.05.2024
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中国の習近平国家主席のセルビア訪問の5月7日は、1999年のちょうどこの日に米国の「スマート爆弾」空爆によって、ベオグラードの中国大使館が破壊された悪名高い25年前の事件と重なった。習氏は、到着日に著したポリティカ紙への寄稿でこの悲劇に言及したことで、セルビア訪問日を米国へのあてつけに使った。
「今から25年前の199年5月7日、NATOは在ユーゴスラビア中国大使館をあからさまに空爆。これにより、3人の中国人ジャーナリスト、シャオ・ユンフアン氏、フ・ヒンフ氏とその妻のジュ・インさんが殺害された。これを我々は決して忘れてはならない」習国家主席はこう書いている。
中国大使館に落とされた2発の爆弾で20人が死亡。そのうち3人は中国人だった。爆弾を投下したのはミズーリ州にある基地からミッションに参加した米空軍機で、照準誤差13メートルのGPS誘導精密爆弾が使用された。
米国はこの破壊的爆撃は「事故」で、軍機が照準を合わせていたのは、そこから440メートル離れた場所にある、ユーゴスラビア政府の建物「ユーゴインポート」だったと主張した。後日、1999年7月、当時のジョージ・テネットCIA長官は、この爆撃はユーゴスラビア戦争の中で唯一、CIAが組織したものだったことを認め、誤爆の原因は何らかの理由でパイロットに誤った座標を与えられたためだったと主張した。
この説を中国はありえないとし、爆撃は絶対に意図的なものだったとやり返した。ロシアも中国の見方を支持し、米国側の説明に疑問を呈した。
1999年10月17日、英オブザーバー紙は空爆は意図的だったとする記事を掲載。オブザーバー紙に次いで、デンマークのポリティケン紙も、米国とNATOがユーゴスラビアの指導者を「助けた」中国を意図的に「罰した」証拠を挙げている。中国は未だに、大使館空爆の本当の理由は、NATOの対ユーゴスラビア戦争に中国が反対したからだと主張し続けている。
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