パリ五輪、585億円の警備システム エアコンとドローンの見分けつかず?

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ドローン【アーカイブ】 - Sputnik 日本, 1920, 09.05.2024
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仏パリ五輪の会場で使われる対ドローン警備システムをめぐり、安全対策上のリスクを指摘する声があがっている。英紙タイムズが専門家の話として伝えた。約3.5億ユーロ(585億円)の大枚をはたき導入したが、お世辞にも「優れた」システムとは呼べない代物だという。
同紙によると、性能が問題視されているのは仏電機大手タレスの対ドローン検出・撃退システム「パレード」。テスト運用に参加した専門家によると、カバー範囲が最大で800メートルと狭いほか、エアコンのファンをドローンと誤認して検出してしまう。
結局のところ都市部の使用条件下では、3分の1ほどしか対象を正確に探知することができない。だが、会場警備にあたるのは「パレード」だけでなく、他にも英製電子戦装備が同時運用されるという。
2023年にフランスで開かれたラグビー・ワールドカップでも「パレード」は会場周辺の警備に導入された。その際は無許可で飛行していたドローン55機を検出し、取り締まりに有効活用できたと伝えられている。
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