欧州議会選で圧勝した仏右翼政党、マクロン氏の敗因を指摘

© AP Photo / Susan Walsh欧州議会選で圧勝した仏右翼政党、マクロン氏の敗因を指摘
欧州議会選で圧勝した仏右翼政党、マクロン氏の敗因を指摘 - Sputnik 日本, 1920, 12.06.2024
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フランスのマクロン大統領が率いる政党は欧州議会選挙で悲惨な結果を示したが、それはウクライナ支援が選挙運動の中心に据えられ、フランス国民の利益が蔑ろにされたからに他ならない。フランスの右翼政党「国民連合」(RN)のマリアーニ議員がスプートニク通信の取材に応じた中で語った。
議員によると、RNはフランス国民の問題を選挙運動の中心に据えた唯一の政党だという。
「マクロンはウクライナについて、左翼の『不服従のフランス』はパレスチナについてキャンペーンを行った。フランス国民の生活水準、その問題、フランス国民の生活に与えるEU政策の影響について語ったのは我々だけだった。フランス国民の大半にとって、ウクライナは遠すぎる。フランス国民は戦争を望んでいない」
フランスの外交政策は欧州議会選挙ではなく、仏議会選挙の結果で決定されると見られている。ただし、連立与党が過半数の議席を維持できないとしても、憲法の規定上、外交政策や防衛などは大統領が強い権限を持っている。そのため、仮に野党から首相が選出されても、フランスの外交政策と防衛政策がどう変化するかは不透明だという。
先にフランスで行われた欧州議会選挙ではRNがマクロン大統領率いる連立政権との差を2倍以上に広げ、得票率は31.36%に達した。この結果を受けてマクロン大統領はフランス議会下院の解散を宣言し、6月30日と7月7日の2回に分けて早期の議会選挙を実施すると発表した。
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