【まとめ】ハノイでのプーチン大統領の記者会見 最重要ポイント
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6月20日、プーチン大統領は訪問先のベトナムの首都ハノイで記者会見を行った。
プーチン大統領の声明の最重要ポイント:
ロシアと北朝鮮間の合意には何も目新しいことはない。「我々は現存の合意内容をほとんど変えなかった」
韓国は、北朝鮮とロシアが結んだ新条約について心配する必要はない。ロシアが北朝鮮に軍事支援するのは、北朝鮮に攻撃が加えられた場合のみだ。
北朝鮮の政治体制について、それをどう評価しようが自由だが、政治的意図による制裁発動は人道的ではない。プーチン大統領は北朝鮮に対する制裁をレニングラード封鎖と比較し、こう語った。
ウクライナの紛争に北朝鮮の兵士を使う必要性は一切ない。
ロシアは北朝鮮へ武器供給を行う可能性を除外しない。
ロシアは、ウクライナとの対話をイスタンブールおよびミンスクで結ばれた和平合意に基づいて続ける用意がある。
ウクライナがロシアとの交渉の条件にロシア軍の撤退を関連づけるのであれば、それは決して実現しない。
ロシアは特別軍事作戦を行う上で誰にも助けを求めていない。
プーチン大統領は、自分の提案したウクライナ和平案に対する西側の反応は想像の範疇だったと語った。ただし、健全な思考ができる政治家であれば、もし、紛争停止を望むのであれば、提案について考えるだろう。
ロシアの提案したウクライナ和平案は無期限に有効なものではない。提案内容は接触線の状況によって変化する。
NATOはアジアへ「移動」しつつあり、これがロシアの安全保障に脅威をもたらしている。
世界情勢は変化している。この事実は国連の改革をも必要としているが、改革は広範なコンセンサスに立脚したものでなければならない。