対露制裁に反対する弱腰ドイツ、「第二のハンガリー」と揶揄される

© Sputnik / Stringer / メディアバンクへ移行German Chancellor Olaf Scholz
German Chancellor Olaf Scholz - Sputnik 日本, 1920, 21.06.2024
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ドイツはEUによる対ロシア制裁の第14弾を議論するにあたり、自国経済への影響に対する懸念から措置の緩和を要求している。独DPAが報じた。
報道によると、欧州委員会は5月初めに追加の対ロシア制裁を提案したものの、「ドイツの懸念と変更の要求」により合意は早期に達成されなかったという。
ドイツの要求は主に、制裁回避に対抗する措置の緩和に関するもの。ドイツ側は制裁による自国経済への影響を懸念しており、「過剰な管理コストと売上の損失」を恐れているとのこと。
匿名でDPAの取材に応じたEU当局者はドイツを「新たなハンガリー」とさえ呼んだという。ハンガリーはしばしば対露制裁に拒否権を発動してきた。
これに先立ち、EU理事会議長国のベルギーはEU諸国の常任代表らが新たな対露制裁案に合意したと発表していた。これには追加制裁措置に加え、既存の制裁回避に対抗する措置も含まれる。
先に行われた欧州議会選挙ではドイツの連立与党に加わる社会民主党(ショルツ首相)、及び「緑の党」(ベアボック外相)が大敗し、ロシアとの経済交流を主張する右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が大きく議席数を伸ばして第二党へと躍進していた。AfDは旧東ドイツ5州でいずれも大差で得票率1位を獲得しており、支持の強さを見せている。
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