フランスのマクロニズムは終焉を迎えた=仏前大統領

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フランスのマクロニズムは終焉を迎えた=仏前大統領 - Sputnik 日本, 1920, 23.06.2024
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フランスのマクロニズム(マクロン主義)は終焉を迎えた。オランド元大統領(2012年~2017年)はAFP通信の取材で次のように述べた。
「エドゥアール・フィリップ(元首相、連立政権の一翼を担う中道政党「地平線」の党首)がこの状況を最もよく要約していると思う。つまり、マクロニズムなるものが本当に存在していたとしても、それは終わったということだ」
フィリップ元首相は先にマクロン大統領が議会解散に踏み切ったことを自殺行為と評価、2022年の議会選挙でさえ過半数を獲得できなかったことから、次の選挙でさらに議席は減るだろうと発言した。
こうした中、オランド前大統領は国内再建の時期が来たと述べた。元大統領によると、マクロニズムはフランス政治に多大な損害を与えていたという。
また、議会選挙がフランスのEU離脱を引き起こすリスクも指摘されている。英国のEU離脱交渉を担当したフランスのバルニエ元外相はテレグラフ紙のインタビューに応じた中で、マクロン氏の「再生(ルネッサンス)」が選挙でル・ペン氏率いる右翼政党「国民連合」を破るとの賭けは非常に危険だと述べた。世論調査では「国民連合」の勝利が予想されており、これが実現すればフランスがEUを離脱する可能性は高まるという。
「ル・ペン氏やバルデラ氏(「国民連合」党首)の考えが変わったとは思えない。彼らは依然として反西欧的考えを堅持している」と元外相は分析した。
先にフランスで行われた欧州議会選挙では「国民連合」がマクロン大統領率いる連立政権との差を2倍以上に広げ、得票率は31.36%に達した。この結果を受けてマクロン大統領はフランス議会下院の解散を宣言し、6月30日と7月7日の2回に分けて早期の議会選挙を実施すると発表した。
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