F16はロシアの管理空域では生き残れない=報道
© AP Photo / David Zalubowski米国製戦闘機F16
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ウクライナへの引き渡しが計画されている米国製戦闘機F16は、軍事大国との紛争にとってはすでに時代遅れであり、ロシアの管理下にある空域で生き残ることはできない。 米誌ナショナル・インタレストのコラムニスト、ハリソン・カス氏はこのように指摘している。
同氏によると、F16の主な問題は、その姿を捉えるシステムにあまりにも探知されやすいことにある。F16 は冷戦期に設計されたため、現代の装備に対抗するようにつくられていないという。
カス氏は、これほど目立つ戦闘機は、技術的に優位に立つ軍隊との戦いで生き残ることはできないと指摘した。
同氏によると、F16はウクライナの旧ソ連製戦闘機より優れているものの、F16ができることはウクライナのために少しだけ長く時間を稼ぐことだけだという。
今月10日、デンマーク、オランダ、米国の3か国の首脳は共同声明で、ウクライナ軍にF16戦闘機を引き渡すプロセスが始まったと表明した。ゼレンスキー氏は128機のF16を要求した。
これより先、ロシアのラブロフ外相はスプートニクとのインタビューで、ウクライナへのF16供与をロシアはNATOによる核分野における「意図的なシグナル」とみなすと述べた。