日台の海保が国交断絶初の合同訓練、対中国を意識

© AP Photo / Chiang Ying-ying日台の海保が国交断絶初の合同訓練、対中国を意識
日台の海保が国交断絶初の合同訓練、対中国を意識
 - Sputnik 日本, 1920, 19.07.2024
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日本の海上保安庁と台湾の海巡署は18日、千葉・房総半島沖に互いの巡視船を出動させ、合同訓練を実施した。両機関による海上訓練は1972年の日台断交後初めて。読売新聞が報じた。
両機関は中国がプレゼンスを強める東・南シナ海で不測の事態に起きた場合に備え、訓練を行った。
具体的に台湾の巡視船「巡護9号」は6月21日に南部の高雄を出港し、太平洋中西部の公海上で違法漁業に対する国際的な共同パトロールに参加した。その後、補給などのため、7月10日から17日昼まで東京・お台場のふ頭に停泊していた。そして18日に海保のヘリコプター搭載型巡視船「さがみ」と連携し、房総半島南端や伊豆大島に近い海域で合同訓練を実施した。
海保は6月上旬、幹部らを非公表のまま台湾に派遣し、5月に就任した張忠龍・海巡署長と懇談させていた。
日本は対中国を念頭に、各国海保機関との連携を深めている。2023年6月には米比とフィリピン北部近海で訓練したほか、6月には米韓と日本海・舞鶴沖で同じく訓練を実施していた。
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