沖縄・北大東島 自衛隊レーダー配備を受け入れ
サイン
沖縄県北大東島への航空自衛隊移動式レーダー配備をめぐり、北大東村の鬼塚三典村長は22日、計画受け入れを正式に防衛省側に伝えた。琉球新報などが伝えた。この日は、防衛省幹部が島を訪れ、村長と村議らとの面談を行った。
北大東島は沖縄本島から東に約360キロの太平洋に浮かぶ小島で、人口は約550人。中国の海洋進出などを踏まえ、これまで東シナ海と比べると手薄とされてきた太平洋側の警備監視体制を強化する狙いがあるとみられている。
南西諸島における日本の防衛力向上のほか、自衛隊が駐留することにより災害時の初動対応の迅速化なども見込まれる。一方、有事の際は軍事拠点として敵の攻撃の標的になる可能性も否定できない。