イラン外相に元駐日大使のアラグチ氏＝報道
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イランのペゼシュキアン大統領は11日、19人の閣僚名簿を国会に提出、外相に元駐日大使のアラグチ元外務次官を指名した。イランの国営通信（IRNA）が報じた。
共同通信は、融和的な外交政策への転換を掲げるペゼシュキアン氏は欧米との核協議でイラン代表団を率いたアラグチ氏を起用することで「行き詰まっているイラン核合意再建交渉の立て直しを図る狙いがある」との見方を示している。また、アラグチ氏は「日本政界とパイプを築いており、伝統的友好国である日本とのさらなる関係強化に期待が向けられている」という。
アラグチ氏は2008～2011年にかけて駐日大使として活躍。日本政府は2022年、日イラン関係の維持・発展に多大な貢献を行ったことに対して、アラグチ氏に旭日重光章を贈った。
2015年に欧米やロシアなど6カ国との核合意が成立した際は実務者として関わった。2017年から2021年にかけて外務次官を務め、現在はイラン外交関係戦略評議会書記。
