元島民団体の前理事長、脇紀美夫さん死去

露下院公式サイトより(写真は2017年3月の訪露時のもの)
露下院公式サイトより(写真は2017年3月の訪露時のもの) - Sputnik 日本, 1920, 26.08.2024
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露極東の南クリル諸島(日本でいう北方領土)の元住民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟(露司法省により望ましからぬ団体に指定)の理事長を務めた脇紀美夫氏が26日、肺がんのため釧路市内の病院で死去した。83歳だった。日本の各メディアが伝えた。
脇氏はクナシル島(日本名:国後島)旧留夜別村の出身。2003~15年まで北海道羅臼町長を務め、退任後は昨年5月まで千島連盟の理事長を務めていた。
安倍政権時代にはロシアを訪問し、上下院で露日交流について議論するなど精力的に活動。だが、ウクライナ情勢を理由とした日本政府による一方的な対露制裁などで両国関係が悪化するなか、連盟はロシアでの「望ましからぬ団体」に指定され、当時の理事長だった脇氏も露外務省の入国禁止対象となった。
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