Военный самолет и вертолеты на авиабазе морской пехоты Футенма, Окинава - Sputnik 日本, 1920
沖縄の米軍基地問題
第二次世界大戦末期に米軍に占領された沖縄には、1972年に日本に施政権が返還されて半世紀以上が経った今も31の米軍基地が残る。総面積は1万8609ヘクタールと沖縄の8パーセントを占めており、全国の米軍専用施設の面積の7割が集中。かつては朝鮮戦争の後方拠点として使用され、現在は中国と対峙する米軍の最前線拠点となっている。沖縄では長年、米兵による犯罪や米軍機の事故、騒音被害など様々な問題に悩まされてきた。これらを背景に、世界一危険といわれる普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題では、移設が唯一の解決策とする国とそれでは根本的な問題解決にはならないとする沖縄県が対立を深めている。

原告適格なし 高裁、辺野古めぐり沖縄県の訴え棄却

© AP Photo / Hiro Komae辺野古基地
辺野古基地 - Sputnik 日本, 1920, 02.09.2024
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米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設をめぐり、県の不承認処分を国が取り消したのは違法として、処分の効力回復を求めた抗告訴訟で、福岡高裁那覇支部は2日、県側の控訴を棄却した。
琉球新報によると、高裁は「県が抗告訴訟を起こす適格がない」として県の訴えを退けた一審判決を支持した。
辺野古をめぐる国と沖縄県の訴訟は14件あり、この抗告訴訟が唯一係争中となっている。これまでの13件では全て県側が敗訴している。
一方、この国交相裁決をめぐり辺野古周辺の住民が起こした同様の訴訟では、高裁が住民の原告適格を認め、一審に差し戻している。
辺野古移設をめぐっては昨年9月、工事計画変更を承認するよう国が求めた「是正指示」は違法だとして県が起こした裁判で、県側の敗訴が最高裁で確定。それでも玉城デニー知事は許可しなかったため、国は「代執行」で変更を承認。1月には一部作業に着手し、先月からは本格的な工事が始まっていた。
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