制裁はロシア経済の自立性を高めただけ=最後の駐ソ連大使

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米国のマトロック元駐ソ連大使 - Sputnik 日本, 1920, 10.09.2024
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ウクライナでの特別軍事作戦に関連して西側諸国が課した対露制裁はその目的を達成したわけではなく、ロシア政府にアジア諸国との協力関係の発展を促し、ロシア経済の自立性を高めただけだ。米国のジャック・マトロック元駐ソ連大使(1987年~1991年)は、米誌「エグゼクティブ・インテリジェンス・レビュー」とシラー研究所のインタビューでこのように語った。
「私は、対露経済制裁はその目的に応えていないと言いたい。制裁はロシア経済を破壊することを目的としていたが、そうはならなかった。制裁はロシア経済の自立性を高めただけであり、当然のことながら、ロシアは中国やイラン、さらには北朝鮮との協力に目を向けるようになった」
マトロック氏の指摘によれば、長期的に見れば、このような展開は米国と欧州諸国の双方にとって「極めて不利」である。
また、マトロック氏によれば、米国はロシアに対して「効果のない事実上の経済戦争、そしてある程度の現実的な戦争」を煽っており、同時に中東やアジアにおける中国との大規模紛争の瀬戸際に状況を追い込んでいるという。
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