ロシアめぐり発言を二転三転させるマクロン氏 「欧州は対露関係を再考すべき」

© Sputnik / Sergey Guneev / メディアバンクへ移行マクロン仏大統領
マクロン仏大統領 - Sputnik 日本, 1920, 23.09.2024
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フランスのマクロン大統領は、パリで開催された国際平和会議で、欧州は地理的な現実を考慮し、将来的にロシアとの関係を再考するべきだと述べた。演説は仏大統領府のXアカウントで配信された。
「我々は平和について新しい形で考える必要がある。欧州の地理的な現実を考慮する必要がある。それはEUに限ったことではなく、もちろんNATOに限ったことでもない。欧州の新しい組織の形を考え、将来のロシアとの関係、そしてこの大陸の平和について再考する必要がある」
マクロン氏は、現在の世界秩序は第二次世界大戦後、現在のような人口密度の高い国々がまだ存在していなかった時に形成されたものであるため、不完全で不公平なものであるとの考えを喚起した。
今年2月に行われたNATO、EU諸国によるウクライナ支援会合で、マクロン氏はNATO軍のウクライナ派兵を「排除しない」と発言。NATO、EU各国はこの発言について「計画はない」「誰も支持していない」と火消しに走った。
マクロン氏は5月、中国の習主席との記者会見で「我々はロシアやロシア国民と戦争状態にはない」と発言。一方で、同月末にはロシア領内の軍事目標を西側兵器で攻撃することを支持した。しかしその後、プーチン大統領との対話を続ける構えがあると示唆している。
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