【党首討論】石破首相「裏金は決めつけ」 野田氏「裏金隠し解散」

© AP Photo / Yuichi Yamazaki石破首相
石破首相 - Sputnik 日本, 1920, 09.10.2024
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石破首相は9日、国会で野党代表らとの党首討論に臨んだ。立憲民主党の野田佳彦代表は同日予定されている解散を「裏金隠し解散」と呼び、「政治とカネ」について厳しく追及した。
野田代表:政治改革は不正の温床になりうる企業団体献金の禁止からスタートすべきでは?
石破首相:企業団体であっても社会の構成員である以上、お金をいただいてはならないとはならない。大事なのは誰からいくらもらったのか、それによって政治が左右されないかを有権者に見せること。これからも認められるべき。
野田代表:「裏金議員」の大半が公認されるではないか。脱税まがいのことをやった人たちに、血税が支払われるかもしれない。国民からの理解は得られないのでは?
石破首相:「裏金」は決めつけだと思っている。それは「不記載」で、資金の出入りという重要なことが書かれていなかったのは、お詫びをしなくてはならない。公認をめぐっては、最終的な判断は主権者たる国民に任せるが、これが甘いとかいい加減とは一切考えていない。
野田代表:非公認で当選した議員は追加公認するのか?
石破首相:主権者たる国民が、全ての国民の代表者としてふさわしいと判断した場合には、追加公認することはある。
野田代表:裏金問題について新事実が裁判所で認定された。再調査すべきでは?
石破首相:有権者に対していかなる責任を負うべきか、党内でも議論の必要がある。そういう点では再調査を全く否定するものではない。

政府は9日、衆議院の解散を臨時閣議で決定した。午後の本会議で解散詔書が読み上げられ、各党は選挙戦に入る。自民党はこれまでに、政治資金収支報告書に不記載があったいわゆる「裏金議員」、あわせて12人を衆議院選挙(15日公示、27日投開票)で公認しないと発表している。

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