トランプ氏、軍用機の提供要請 イランからの脅威で=米紙

© AP Photo / Julia Demaree Nikhinsonトランプ前大統領
トランプ前大統領 - Sputnik 日本, 1920, 12.10.2024
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米大統領選の共和党候補トランプ前大統領の陣営は、イランによるトランプ氏暗殺の脅威があるとして、警備の強化を米当局に要請した。ワシントン・ポスト紙が消息筋や入手した電子メールを引用して報じた。

同紙によると、トランプ氏の陣営は以下の3点を要請した。

安全な移動のための軍用機や軍用車両の提供。
トランプ氏の住居および集会の開催場所の上空に飛行制限を設ける。
7つの激戦州で集会を開く際の防弾ガラス設置。
ワシントン・ポストによると、トランプ氏の顧問らは、イランによるトランプ氏暗殺計画があるとして米政府から説明を受けた。これより先、米国の情報機関は、2020年に米軍がイランのソレイマニ司令官を殺害したことに対して、イランがトランプ氏や米当局者への復讐を望んでいることを明らかにしたという。一方、このような警備を要請した大統領候補はこれまで1人もいなかった。
消息筋によると、トランプ氏とその陣営はここ数カ月で米シークレットサービスに失望した。シークレットサービスは一度ならずトランプ氏の警備を強化したが、選挙戦に必要な「レベルには達していない」という。

トランプ氏は今年、2度の暗殺未遂に遭った。7月13日、トランプ氏はペンシルベニア州での公開演説中に銃撃され、耳を負傷した。シークレットサービスは、ステージに向かって数発発砲した容疑者を殲滅したと発表。この暗殺未遂事件で聴衆1人が死亡、2人が重傷を負った。

9月15日、トランプ氏がゴルフをしていたフロリダ州のゴルフ場の近くで発砲事件があった。シークレットサービスは、ゴルフ場近くで銃を所持していた男を発見、逮捕した。男はトランプ氏を暗殺しようとしたなどとして起訴された。

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